今季もバイエルン・ミュンヘンが圧倒的な強さを見せつけ、ブンデスリーガで5試合を残しながら、優勝を果たした。しかし、ある意外なデータが注目を集めている。
バイエルンは7日、アウクスブルクに勝利し、史上初となるブンデスリーガ6連覇を達成。28度目の戴冠を成し遂げた。6連覇という数字が示すとおり、近年はドイツで「1強体制」を築くバイエルンだが、そのほとんどを“アウェー”で優勝を決めている。
2000年以降から12度リーグを制しているバイエルンは、そのすべての瞬間でホームのファンと優勝を分かち合うことはできず。昨シーズンも6-0とヴォルフスブルクに大勝したものの、アウェーの地であった。また。14-15シーズンに関しては他チームの成績により、バイエルンの試合がない日に優勝が決まっている。
バイエルンがホームでサポーターと優勝の瞬間を共有したのは何と18年前。1999-2000シーズンのことで、ブレーメンを3-1と下している。つまり2005年に誕生したホームスタジアム、アリアンツ・アレーナでは一度も優勝を決められていない。
そして今回もこの奇妙な“ジンクス”に倣うようにアウェー・アウクスブルク戦で優勝を決めた。メンバーを落とし、1点を先制され、次節のホームゲームであるボルシア・メンヒェングラッドバッハ戦に優勝は持ち越されるかと思われたが、地力の差を見せつけて4-1と勝利している。
主力のトーマス・ミュラーは試合前、地理的に近いアウクスブルクで優勝を決めることに前向きな意見を示していた。それでも、ホームのファンと喜びたいというのが本音かもしれない。
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