ベティス助監督「求めるのは最高の選手ではなくスタイルに適応する選手。乾貴士はとても良い」

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(C)Getty Images

キケ・セティエン監督の下でポゼッションフットボールを実践しているベティスだが、そのスタイルに合致する選手としてMF乾貴士を獲得したようだ。

ベティスのエデル・サラビア助監督はスペインのフットボールカルチャーマガジン『パネンカ』とのインタビューで、ベティスの求める人材が「自チームのスタイルに適応する選手」であることを強調。そうした選手の一人として、乾の名を挙げている。

「確かに、これまでのベティスは今のようなプレーを実践してきたわけではない。が、ここの人々はこのスタイルに価値を見出してくれている。おそらく、ほかの場所ではよりダイレクトで、縦に速いフットボールを好んでいるのだろうが、ここセビージャでは私たちのアイデアは快く受け入れられていると思う。だからこそ私たちは最高の選手たちではなく、このスタイルにより適応する選手たちを求めていかなくてはならない」

「良質か悪質な選手であるかを話すのではなく、チームにとって理想的な選手かが話されるべき? 私たちの考えは明確だ。確かに、ウィリアム・カルバーリョには大金を払ったし、ジオヴァニやロ・チェルソといった選手のことは説明する必要もないだろう……しかし乾を見てくれよ。彼はバイエルンからやって来た選手というわけでもないが、私たちにとってはとても良い選手だ。それとセルヒオ・カナレスも、レアル・ソシエダではレギュラーではなかったが、ベティスでプレーする今では代表招集の可能性すらある」

サラビア助監督は、そうしたポゼッションフットボールを実践する理由を次のように説く。

「まず、第一監督のキケがそうしたフットボールを好んでいるからだ。おそらく私たちは、小さな頃に経験したフットボールの本質を取り戻そうとしているんだよ。学校の中庭では、皆が壁パスやゴール、股抜きを決めたがった。私たちは後方に退いたり、相手にボールを与えるためにフットボールを始めたわけではない」

ベティスは昨季途中から3バックを採用。マンチェスター・シティなどとは異なるフォーメーションで、彼らと同じスタイルを実践しようとしている。

「3バックは、昨夏の段階から考えていたことではあった。私たちはポジショナルプレーと呼ばれるものを実践しているが、そうしたプレーと関係性が深いシステムは4−3−3とされている。ただ、そのシステムを使うためには、具体的な選手たちが必要となってくるんだ」

「その具体的な選手たちは連係プレーを見せられるだけでなく、均衡した状況や数的不利な状況も解決できる。しかしながら、私たちにそうした選手たちはいない。そんな選手たちを擁することができるのは、世界でも4、5、6、8チームくらいのものだ。だから私たちは攻撃を展開するための優位性を手にするため、DFでの優位性を獲得した。それによって攻撃が展開できるようになり、ボールを失った際にも秩序を保てるようになったわけだ。私たちは3バックでのプレーを快適に感じている。何より、素晴らしい形で攻撃を展開できるようになったわけだからね。今、私たちの守備が改善されているとしたら、それは攻撃が改善されたからにほかならない」

セティエン監督やサラビア助監督は、下部組織の選手たちの登用をためらわない。ベティスではDFフランシス・ゲレーロ、MFジュニオール、FWロレン・モランらを登用してきた。

「選手たちが最高の自分を引き出せるようにしないといけない。私たちは多くの規律を設けているが、最後には選手に自由を手にしてほしいし、その力を発揮してもらいたい。多くの監督が選手の名前で自分を守ろうとする。名のある選手たちでうまくいかなかった場合には、『しかし私はこの選手を使ったんだ』と言ってね。それは勇敢なことではない」

「私たちにとっては、最も優れた選手がプレーすべきだ。もしフランシスがアントニオ(・バラガン)よりも良いならプレーする。もしジュニオールがドゥルミシより良いならプレーする。もしホアキンが誰よりも良いならプレーする。ホアキンがプレーしているのは、とても素晴らしいからだ。それは彼がホアキンだからとか、面白い人間だからではない」

現在37歳のMFホアキン・サンチェスのポゼッションフットボールへの適応は、人々を驚かせた。

「私たちは私たちの思い出となっていた選手を取り戻しつつある。彼は本当に面白い人間で、笑い話を繰り出すことでも有名だね。何か良くない状況や緊張の糸が張り詰めているときでも、彼が一つ笑い話をすれば誰もが爆笑することになる。しかし選手・ホアキンのことを、私たちが忘れつつあったことも確かだった。私たちがラス・パルマスのコーチ陣として最後に対戦したチームはベティスだったが、彼は最後の20分間プレーして、存在感はほぼなかった」

「その後、私たちはベティスと契約を交わして、ホアキンがプレーした直近の20試合を確認した。すると、左サイドでダニ・セバジョスと良い連係を見せていたことを確認できたんだ。確かに、彼には以前ほどの突破力はない。が、それでもまだそうすることができるし、左サイドから中央に絞ってプレーしてもクオリティーを発揮できると分かった。ただ、これだけ継続してレギュラーを務められると、考えていなかったことも本当だ。定期的に休ませる必要があると思っていたが、フィジカル的にも本当に恵まれている選手だったね」

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