2018FIFAワールドカップ・ロシアは現地時間15日、フランス代表の優勝で幕を閉じた。イングランド代表はベスト4に進出し、前日まで試合を行った。これはプレミアリーグ発足以降、初めてのことである。
そのことを踏まえ、ロシアW杯出場選手はいつ、プレミアリーグの所属クラブに戻るのだろうか。イギリス『スカイスポーツ』が、各クラブの事情を報じている。
■アーセナル
英代表FWダニー・ウェルベックは、ロシアでほとんどプレーしていなかった。ウナイ・エメリ監督は休暇について何も話していないが、シーズン開始前に休暇が与えられるだろう。
■チェルシー
3位に輝いたベルギー代表のGKティボー・クルトゥワ、FWエデン・アザール、FWミチー・バチュアイ。優勝したフランス代表のMFヌゴロ・カンテとFWオリヴィエ・ジルー。そして英代表のDFギャリー・ケイヒルとMFルベン・ロフタス=チークは、3週間の休暇を取った。つまり、開幕戦の1週間前まで、トレーニングに参加しないということだ。
■エヴァ―トン
英代表GKジョーダン・ピックフォードは開幕戦に出場することになる。彼のバックアップは、昨季リーグ戦1試合出場のマールテン・ステケレンブルフしかいない。
■レスター
英代表のDFハリー・マグワイアとFWジェイミー・ヴァーディは、8月10日に行われるマンチェスター・ユナイテッドとの開幕戦を欠場する見込みだ。マグワイアはロシアW杯に7試合出場。ヴァーディは1試合の出場だが、股関節を負傷している。
■リヴァプール
ユルゲン・クロップ監督はベスト4に進出した4人、英代表のDFトレント・アレクサンダー=アーノルドとMFジョーダン・ヘンダーソン、ベルギー代表GKシモン・ミニョレ、クロアチア代表DFデヤン・ロブレンに、3週間の休暇を与えた。この4人は、おそらく開幕戦に出場しないだろう。
■マンチェスター・シティ
ペップ・グアルディオラ監督は、ロシアW杯出場選手全てに3週間の休暇を与えた。そのため、ベスト4進出の7選手、英代表のDFジョン・ストーンズ、MFカイル・ウォーカー、MFファビアン・デルフ、FWラヒーム・スターリング。そして、ベルギー代表のDFヴァンサン・コンパニとMFケヴィン・デ・ブライネ。仏代表DFバンジャマン・メンディは、コミュニティーシールドを欠場することになる。
しかし、ストーンズは「チェルシーと対戦するコミュニティーシールドに出場したい。休暇は必要なのだろうが、勢いを維持したい。すでに新シーズンに向けて準備を進めているんだ」と、語っている。
■マンチェスター・ユナイテッド
「ロシアW杯に出場した選手たちは、残念ながらプレミアリーグ開幕戦に出場できない。これは、ヨーロッパでの戦いを見据えてのことだ」と、ジョゼ・モウリーニョ監督は話す。
つまり、英代表のDFフィル・ジョーンズ、DFアシュリー・ヤング、MFジェシー・リンガード、FWマーカス・ラッシュフォード。そしてベルギー代表のMFマルアン・フェライニとFWロメル・ルカク、仏代表MFポール・ポグバは、開幕戦を欠場する。
■トッテナム
トッテナムは7月21日から月末まで、ロサンゼルスでプレシーズンツアーを行う。しかし、英代表のDFキーラン・トリッピアー、DFダニー・ローズ、MFデレ・アリ、MFエリック・ディアー、FWハリー・ケイン。ベルギー代表のDFヤン・フェルトンゲン、DFトビー・アルデルヴェイレルト、MFムサ・デンベレ。そして仏代表GKウーゴ・ロリスは、このツアーに参加しない。
一方、デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンとコロンビア代表DFダビンソン・サンチェスは、このツアーに参加する。
ケインは決勝トーナメント以降、「疲労が見られる」と批判されていた。しかし、ケインは「4週間後にはプレーしたい。もちろん、マウリシオ・ポチェッティーノ監督と話し合う必要がある」と、開幕戦の出場を希望している。
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