レアル・マドリーがミランに所属するスペイン代表FWスソの獲得に関心を示しており、ミランは対策を講じることになると、イタリアメディア『メディアセット』が1日、報じている。
スソは今シーズン、リーグ戦10試合に出場し4得点を挙げる活躍で、4位と躍進するミランをけん引している。これまで24歳のスペイン人FWには、アトレティコ・マドリーやチェルシーが関心を示していたが、レアル・マドリーも獲得へ乗り出した。フロレンティーノ・ペレス会長が自ら、選手の動向を探るようスタッフに命じたようだ。
スソは現在、ミランと2022年までの契約を結んでいるが、来夏の移籍市場に限り有効な契約解除条項が設定されている。これはイタリア国外のクラブへの移籍に適用されるもので、移籍金は4000万ユーロ(約52億円)。レアルにとっては、難なく手の届く範囲の金額と言える。
このためスソの才能を高く評価するミランは選手の流出を懸念しており、シーズン終了までに契約を見直すことを検討している。解決策としては、違約金を少なくとも市場価値に近い6000万ユーロ(約78億円)へ引き上げるか、もしくは契約解除条項自体を削除すること方法が挙げられている。スソを巡る今後の動向は注目されるところだ。
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