ロシア・ワールドカップ(W杯)では、FWリオネル・メッシのアルゼンチンおよびFWクリスティアーノ・ロナウドのポルトガルが決勝トーナメント1回戦で相次いで姿を消した。イタリア紙『コリエレ・デラ・セーラ』は2日、今年のバロンドール賞の行方に影響を及ぼすと指摘している。
■メッシとC・ロナウドの時代が終焉?
2008年から10年間にわたり、バロンドール賞を独占してきたメッシとC・ロナウドが相次いでW杯の舞台から姿を消した。イタリア紙は、「W杯がバロンドール争いの道を開く。メッシとC・ロナウドの時代の終焉? 」と題し、特集を組んだ。
今シーズン、メッシはリーガ・エスパニョーラを制したが、チャンピオンズリーグ(CL)では準々決勝でローマに敗れ、敗退。W杯においてもラウンド16で姿を消した。「アルゼンチンはあらゆる面において期待外れとなり、彼自身もW杯4大会において、決勝Tでは1得点も記録することができなかった」として、バロンドールでは選外となることを予想した。
C・ロナウドについても、所属先のレアル・マドリーにおいて3年連続でCLを制したが、決勝の舞台では得点を挙げることができず、W杯では決勝T1回戦のウルグアイ戦で「非常に残念なパフォーマンスで敗退」し、相手チームのエースである「(エディンソン)カバーニの方がバロンドールに相応しいように見えた」とさえ言われている。このため「サッカーの小国から票を集めるかもしれないが、足りない可能性がある」として、メッシ同様にバロンドール受賞が難しくなっていると指摘している。
■優勝国選手がバロンドールの有力候補に
またW杯開催年の「暗黙の了解」として、バロンドール賞は優勝国の選手に贈られることが一般的となっている。ただ今シーズンは、リヴァプールで44得点を決めたFWモハメド・サラーがこの例外となりえる可能性があったが、CL決勝でセルヒオ・ラモスに「殺人的なファウル」を受けたことでW杯でも爪痕を残せず、可能性はついえてしまった。
このため記事では、優勝国ごとにバロンドール受賞者が予想されている。ブラジルが優勝した場合は、FWネイマール、MFフィリペ・コウチーニョが有力候補として挙げられている。ただネイマールについては、「だが目を覚まさなければならない。まだ1ゴールだけでそれも決定的なゴールではない」と更なる活躍が求められていることを示唆した。
クロアチアが優勝した場合、MFの受賞のチャンスとなる。33歳のMFルカ・モドリッチは、「得点を決めた者だけが重要という憎むべきサイクルに終止符を打ち、(アンドレア)ピルロや(アンドレス)イニエスタのリベンジをしてくれるかもしれない」と綴っている。
フランスが優勝した場合、アトレティコ・マドリーでヨーロッパリーグを制したFWアントワーヌ・グルーズマン、もしくは19歳の新星FWキリアン・ムバッペ。イングランドが優勝した場合、FWハリー・ケイン、ベルギーが優勝した場合、FWロメル・ルカク、FWエデン・アザールが予想されている。

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