バレンシアが出身場所によってチケット販売を拒否したことで、大きな論争となっている。スペイン『アス』が報じた。
問題が生じたのは、14日に行われたリーガ・エスパニョーラ2部B(実質3部)のバレンシア・メスタージャ(バレンシアBチーム)対エルクレスのダービーだ。試合会場のパテルナ(収容人数3000人)のチケット販売所では身分証明が求められ、エルクレスが拠を構えるアリカンテの出身者が販売を拒否された。拒否された人数は、約80人にのぼっている。
これを受けたエルクレスのカルロス・パロディ会長は「出身地で人を差別してはならない」と表明。「バレンシアの回答を待つ」としながら、その回答が不十分である場合には法的手段に出る構えを見せている。『アス』曰く、出身地によるチケット販売の拒否はスペインのスポーツ法とバレンシアの興行場法 に違反している可能性があるとのことだ。
これに対してバレンシアは、アリカンテ出身者にチケットを販売しなかったことが「警備上」の観点による決定だったと主張している模様。またエルクレスに対してはアウェーチケットとして275枚を用意していたものの、200枚しか受け取らなかったことも強調しているという。
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