ベルギー代表FWのミヒ―・バチュアイは以前からボルシア・ドルトムントでプレーすることを目指していたようだ。フランス誌『オンズ・モンディアル』のインタビューで明かしている。
今冬FWピエール=エメリク・オーバメヤンがアーセナルへと向かい、代役の確保が急務となっていたドルトムントだが、半年のレンタルでチェルシーからバチュアイを獲得。ストライカーはここまでブンデスリーガ8試合で6ゴールをマークし、オーバメヤンが残した穴をすぐさま埋めている。
そんな同選手だが、1月末の慌ただしい移籍市場をこのように振り返った。
「自分の力を取り戻すためにとにかく出場時間が必要だったが、たくさんの選択肢があったんだ。ドルトムントに関しては、短時間ですべてが決まったよ。チェルシーでは翌日に試合を控えていたが、その一つ前の試合では2ゴールを決めていたので、みんなに期待されていた」
「すると、街を歩いていると思っていた次の瞬間、ドイツ行きの飛行機に乗っていたんだ。これからより多くの出場機会を得られる確信はあったのでハッピーだったが、ちょうどチェルシーではよいパフォーマンスを見せていたし、クラブから僕のことを残したいという気持ちが伝わっていたんだ」
多少複雑な心境だったことを明かすバチュアイだが、ドルトムントに向かう決断を後悔することはなかったようだ。
「昔からドルトムントでプレーしたいと思っていた。スタンダール時代に記者たちにもそのことを話したことがあるよ。『キャリアでどのクラブでプレーしたいか?』と聞かれたとき、『マルセイユとドルトムント』と答えたんだ。それが両方とも実現したので、幸せだね。いずれもそれぞれの国、そして国際的な舞台での偉大なクラブだ」
ドルトムントは、今回のレンタルにあたってチェルシーに買い取りオプションを断られている。バチュアイが完全移籍でドルトムントに渡る可能性は低いと見られつつあるが、同選手が語る“ドルトムント愛”は今後の交渉に影響を及ぼすのだろうか?
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