ハリル解任はポーランドにとって「悪いニュース」？W杯対戦国記者が指摘する理由とは

ロシア・ワールドカップで日本代表と対戦するポーランド。地元記者たちは、2カ月前の解任劇は「ポーランドにとって悪いニュース」と考えているようだ。

日本代表ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の解任に、ポーランドメディアが反応。『Onet Sport』のトークイベントでは、ポーランドにとって「悪いニュースだ」と結論づけている。

JFA（日本サッカー協会）は9日、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の契約解除を発表。日本代表を6大会連続6回目のワールドカップ出場に導いたが、田嶋幸三会長によると「コミュニケーションや信頼関係」を考慮しこの決断に至ったという。

ロシア・ワールドカップ開幕2カ月前というこのタイミングでの解任劇に、日本はもちろん、世界中が驚愕。各国のメディアで取り上げられ大きな話題となる中、W杯本大会で対戦するポーランドも注目している。

ポーランド人解説者や記者が複数人出席した『Onet Sport』のトークイベントで、日本代表の指揮官交代に言及。「逆説的に、これは悪いニュースだ」としている。

プシェミスワ・ルヅスキー記者は、「ヴァイッド・ハリルホジッチは選手や連盟と対立していたようだ。なので、原理上彼は彼自身と向き合っているだけではなかった」との見解を示した。

また、解説者のダレイオス・スヅパコフスキー氏は「全員がさらなるモチベーションを持ち、それをみせたいと思っているはずだ。以前はすべてが整理されていた。招集されていなかったスター選手たちは、倍以上の強さを持って表現するだろう」とし、指揮官交代により新たなモチベーションが生まれると指摘している。

日本代表とポーランド代表は、6月28日にW杯グループリーグ第3節で対戦する。