ハノーファーは今夏、原口元気、浅野拓磨と日本代表選手を2人獲得。アンドレ・ブライテンライター監督はそれぞれを獲得した理由を明かした。
以前にも酒井宏樹や清武弘嗣、山口蛍と日本人選手が複数所属したハノーファーだが、今夏にはケルンからFW大迫勇也の獲得を試みるも、最終的にはブレーメンとの争奪戦に敗れている。だが、その直後にシュトゥットガルトへのレンタルが終了となった浅野をアーセナルから1年の期限付きで加えると、ロシア・ワールドカップ直前にヘルタ・ベルリンから原口元気を完全移籍で獲得した。
一見ビジネス的な理由から日本人選手を獲得したかったようにも見えたハノーファーだが、ブライテンライター監督は2人を戦力として高く評価していることを強調。ドイツ紙『キッカー』が紹介したコメントによれば、9日にハノーファー入りした浅野について、このように明かしている。
「タクマのことは数年前から調査してきた。とても大きな才能を持つエキサイティングな選手だと考える。ここで今後彼が歩むことになり得る道について彼に説明したが、それをすぐに気に入ってくれたんだ」
同監督はまた、今年1月にヘルタから半年間の期限付きでフォルトゥナ・デュッセルドルフに移籍した原口もすでにその当時から狙っていたという。「ゲンキはヘルタや日本代表で多く起用されてきた右サイドではなく、ほかのポジションの方があっていると思う」と語ると、その起用法について次のような見解を述べた。
「彼は自分のことを左サイドのプレーヤーとして見ている。そこから中央に切り込んで、ゴールを脅かすタイプだとね。うちでは彼がゴールを決められるようなポジションに置く考えだ」
一方で、複数の日本人を同時に獲得したことは「偶然」とのこと。ブライテンライター監督は、「これにより、最初から自分たちの言葉を話せる相手がいることになったね」と新たな環境に馴染むまでには近くに同胞のチームメイトがいることは、2人にとってアドバンテージになり得ると考えているようだ。

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