2018-08-12 BalotelliGetty Images

ニース会長、移籍希望から一転して残留のバロテッリを歓迎「リーダーの役割を彼に」

今夏の移籍が濃厚とされながらもニース残留を決断したFWマリオ・バロテッリについて、ジャン・ピエール・リヴェール会長はクラブ公式ウェブサイトのインタビューの中で言及し、擁護した。

バロテッリは当初、昨シーズン限りでのニース退団を希望していたが、一転してチーム残留を発表した。ニースのリヴェール会長は、2年間にわたりエースとしてチームをけん引したバロテッリの決断を歓迎した。

「マリオは間違ったことをしたわけではない。そんなことを考えるなんて不快だ。このようなケースにおいて、細かい説明をすることは稀だが、今回については必要と思われる。マリオはいつも私に言ってくれた。『もしニースがフランスでトップを争えるのなら、長く残りたい』とね。1年目のシーズン終了後には、2019年6月までの新契約にサインをした。この契約には、彼の残留に関してカギとなる要素が記されていた。ヨーロッパのカップ戦についてだ。出場権を得ることができれば、マリオを引き留めるだけの財力が我々にはあったはずだ。だが失敗してしまった。このため契約の条項に従い、彼の年俸を大幅に引き下げる必要があった」

「したがって昨シーズン終了後、彼に状況を説明した。マリオが届いたオファーをすべて検討するのは当然のことだ。中でも中国から非常に重要なオファーがあった。断る人は少ないほどのものだが、高いレベルのリーグでプレーすることが唯一の最優先事項だとして、彼はすぐさま拒否した。マルセイユのオファーには興味を示していたので、我々の許可を得た上で話を聞き、マルセイユの施設も見学した。他のクラブについても同様だ」

続いてニース会長は、バロテッリがチームの練習に姿を見せず、パトリック・ヴィエラ監督から注意を受けたことについても言及。イタリア代表FWを擁護した。

「リスペクトが欠けていたからではない。頭の中では、もうニースを退団したつもりになっていたのだろう。移籍目前だったし、それに加えて開幕後の3試合が出場停止になっていた。我々が練習に参加するよう連絡すると、ニースに残る確率は低かったにも関わらず、すぐに理解してくれた」

■金銭よりも心を優先させニース残留へ

またバロテッリがニース残留に至った経緯を説明している。

「彼を慰留できる可能性は非常に低かった。結論を急ぐため、20日に彼にオファーをし、24時間、検討するように伝えた。すると2~3時間後には、マリオが電話をくれて、『ニースに残りたい』と言ってくれた。我々の財政力を理解してくれて金銭面を抜きに、自身の気持ちを優先させたのだろう。ニースに残ったのは、他の選択肢がなかったからだと言う者もいるが間違いだ。我々はカップ戦に出場できないにも関わらず、バロテッリは残留を選んでくれた。金銭的に条件の良いオファーは他にあった」

最後にリヴェール会長は、ニースで3年目のシーズンを迎えたバロテッリに対し、新たな役割を託す方針であることを明かした。

「これからはリーダーとしての役割を彼に与えたい。獲得のために1ユーロさえも投資していないのに、バロテッリがニースで3シーズンもプレーしてくれる。中には実感できない人もいるかもしれないが、信じられないようなチャンスだ」

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