ポルティモネンセに所属する日本代表FW中島翔哉について、イタリアメディア『プレミアムスポーツ』が4日、ロシア・ワールドカップでの活躍が見込まれる選手にスポットライトを当てる「W杯2018“ロシア風サラダ”」のコーナーで、特集を組んだ。
ポルトガルリーグで評価を高め、各国から注目を集めている中島に、イタリアからも熱視線が注がれた。ポルトガルで躍動する日本人選手は、「日本サッカー界の新たなフェノーメノ(怪物)」として紹介されている。
セリエAにおける日本人選手を振り返り、ローマでスクデットを獲得した中田英寿氏や、レッジーナで活躍したMF中村俊輔を挙げ、冗談交じりに、「苗字の始まり方ですでにキャリアの半分は約束されている。ナカ・タ、ナカ・ムラ、次はナカ・ジマだ」とつづった。
またプレースタイルについて、「ギアのチェンジ、モダンなプレー、クオリティーは数少ない玄人向き」、「利き足は右で、背中には23番を背負う。胸に入ったファストフードのスポンサーのせいか、相手チームの選手を食べ尽くす。対面したDFを虚脱状態に追い込む能力は、10点満点だ。相手を引きつけ、ニギリを作るスシ職人のようなスピードで次のプレーを選択する」と、ユニークに描写した。
さらに1543年、ポルトガル人によって日本に火縄銃がもたらされたことにも言及。「ナンバン・ボーエキは100年後に禁止されたが、ポルティモネンセのおかげで両国関係が良好になった」とギャグ風につづっている。
最後に、「次は“ジマ”の番だ。マリとの親善試合で代表デビュー、初ゴールを決めた彼は、苗字を生かし、ロシアへ羽ばたいてほしい」とエールを送りつつ、「火縄銃を密売するためではない」とジョークで締めくくっている。
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