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ドーピング違反のゲレーロ、暫定措置でロシアW杯出場可能に…ペルーは36年ぶりに出場

■ゲレーロ、ロシアW杯への出場が可能に

昨秋に禁止薬物が検出され、1年間の出場停止処分が下っていたペルー代表FWパオロ・ゲレーロが逆転でロシア・ワールドカップに出場可能となった。イギリスの『ESPN』など複数メディアが一斉に報じている。

ゲレーロは昨年10月に行われたロシアW杯南米予選のアルゼンチン戦後のドーピング検査で、コカインの代謝物であるベンゾイルエクゴニンが検出された。これによりペルーのエースストライカーは、1年間の出場停止を科された。しかし、ゲレーロは意図的に同成分を摂取したことを否定。これを受けて国際サッカー連盟(FIFA)は処分期間を6カ月に短縮し、5月13日の試合からフラメンゴでプレーしていた。

しかし、世界アンチドーピング機構(WADA)は、これを不服としてゲレーロの処分延長を国際スポーツ仲介裁判所(CAS)に告訴。そして15日、CASはWADAの訴えを支持して同選手に来年1月までの処分延長を決定。ゲレーロのW杯出場が絶望的となった。

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しかし、その後本人がスイス連邦裁判所に上訴。『ESPN』によると、裁判所はゲレーロの処分を凍結させる仮命令を与えたとし、「パオロ・ゲレーロは次のワールドカップに参加することができる」と述べたことを報じた。この暫定的な措置は、CASが後日、処分を十分に検討するまで保留する形をとるためであると見られている。

これにより、ゲレーロの逆転でのロシアW杯出場が可能に。ペルーの英雄が念願のW杯出場をつかみとった。

■ゲレーロの騒動は海を渡り日本にも…

ゲレーロの薬物騒動の余波は、はるか遠くの日本でも話題となっていた。日本でゲレーロ騒動を大きく広めたのが、Goal Japan編集長の大川佑氏だ。

大川編集長といえば、昨年6月にスペインのアトレティコ・マドリーがCAS(スペイン語でTAS)に補強禁止処分を科されたことに激怒し、多くのアトレティコのサポーターが勘違いして大川編集長のツイッターアカウント(@tas)に抗議ツイートを投稿。

このアトレティコ騒動は、現地のスペインで大きな話題となり、大手メディア『アス』、『マルカ』や『ムンド・デポルティボ』もこの騒動を大きく報道した。そして、今回のゲレーロ問題でも同じ現象が起こったのだ。

昨年10月にドーピング検査で陽性反応が出たことで、出場停止処分を下されたゲレーロ。当初下された1年間の処分は、半年に軽減。これにより、5月に復帰し、ロシアW杯出場が可能となっていた。

しかし、CASはこのペルーの英雄に対して出場停止を延長する処分を科すことを決定。逆転でW杯出場が非常に困難となった。これを受けてチームメイトは、ゲレーロの処分撤回を求める抗議を呼びかける事態に。すると、ツイッターでCAS(スペイン語でTAS)へ抗議ツイートが殺到。またもや大川編集長のアカウント(@tas)に大挙が押し寄せた。これはペルー国内でも大きく報じられることとなった。

大川編集長はハッシュタグに#FuerzaPaolo(がんばれパオロ)を添えつつ、「想いはゲレーロと共に」とペルー国民へエールを送っていた。

そして、今回決定したゲレーロの逆転でのロシアW杯出場。大川編集長は「ペルーのパオロ・ゲレーロが大大大逆転でワールドカップ出場が可能になりました!おめでとう!自分の事のように嬉しいです!」とツイート。ゲレーロのW杯出場に喜びを爆発させていた。

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