ドイツ代表MFクロースが語るW杯連覇へ必要な要素「このような大会では…」

ドイツ代表で絶対的な地位のレアル・マドリーMF。ロシア大会への意気込みを語った。

ドイツ代表MFのトニー・クロースは、ワールドカップ連覇といったミッションに向けて士気を高めている。14日の記者会見で、偉業を達成するためのカギとなる要素について語った。

ブラジル代表が1958年のスウェーデン大会、1962年のチリ大会を制してからは、連覇が成し遂げられていないW杯。現世界王者としてロシアに乗り込んだドイツ代表だが、2014年のブラジル大会で全試合にフル出場し、優勝の立役者の1人となったクロースは、確かな自信を覗かせている。

ドイツサッカー連盟が14日に開かれたドイツ代表の記者会見の模様を伝えた。

「このような大会では絶対的な意欲が決定的となる。誰もがどの試合でも、自分を超えようと望まなければいけない。そして、必要なだけの自信を得ることも大事だ。自分がいかほどのクオリティーを持っているかを意識することで自信を得られる。僕はそれが成功に結び付くと確信する」

クロースはブラジル大会後に、バイエルン・ミュンヘンからレアル・マドリーに移籍。主力選手として2016－17シーズンはリーガ優勝、チャンピオンズリーグ（CL）の3連覇を含む数々のタイトルを獲得。それでもW杯連覇への意気込みは強いようだ。

「目標はモチベーションとなる。CLを制したシーズンの後、数日間の時間は必要かもしれない。身体も精神も少しばかりクールダウンしてしまう傾向があるからね。でも僕の場合、2014年に達成したことを、再び成し遂げることに対する楽しみの気持ち、ハングリーさがすぐに戻った」

グループFのドイツは17日にメキシコとの初戦を迎える。ここ最近のテストマッチではやや低調なパフォーマンスが続いたドイツだが、過去のように大舞台に立つと同時にスイッチが入るのだろうか。