アーセナルMFメスト・エジルが、現在プレシーズンツアーで訪れているシンガポールのファンへ感謝のメッセージを綴った。
先日、自身が受け続けた人種差別的批判と協会のサポート不足を理由に、ドイツ代表からの引退を発表したエジル。その声明文に対しては、現役選手やOB、反人種差別団体から様々な声が上がるなど、大きな騒動となっている。
渦中のエジルは、26日に行われたシンガポールでのインターナショナル・チャレンジカップのアトレティコ・マドリー戦で、ベンチから戦況を見守った。本人は試合に出場しなかったが、ファンの声援に笑顔で対応していた。
エジルはシンガポールで受けたアーセナルファンからの歓迎に対し、自身のSNSで「シンガポールのガナーズサポーターからの応援に感謝するよ。たくさんの愛をくれた」と地元ファンに感謝の言葉を発している。
引退を表明したドイツ代表では「勝ったらドイツ人、負けたらトルコ系移民だと言われる」と述べたエジル。この言葉はドイツに限らず、“サッカー界にある人種差別”として世界中のメディアで取り上げられていた。
失意の状況にあったエジルだったが、シンガポールの現地サポーターから受けた声援に、本人は感銘を受けたようだ。
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