ドイツ代表守護神ノイアー、W杯出場逃す可能性認める…ぶっつけ本番は「想像し難い」

長期離脱が続くバイエルンのGK。今夏のW杯での出場について言及。

バイエルン・ミュンヘンのGKマヌエル・ノイアーは、ロシア・ワールドカップ（W杯）に間に合うのだろうか。まだ離脱が続くドイツ代表の正守護神は、復帰時期についての明言を避けている。

昨年9月に骨折した中足骨の手術を受けたノイアー。今季は負傷に苦しみ続け、出場は序盤のリーグ戦3試合、チャンピオンズリーグ1試合にとどまっている。リハビリに励み、3月にはランニングを再開していたが、未だに復帰時期は不透明のまま。ドイツ誌『キッカー』によると、本人は次のように語っている。

「まだ見通しは立っていない。毎日、改善を試みて、できるだけ早く万全なフィットネスを取り戻すように頑張っている。これまでのステップには大きな手応えを感じているよ」

バイエルンの今シーズンの日程も残すところあと2試合。12日にはブンデスリーガ最終節でシュトゥットガルトをホームに迎え、19日にはDFBポカールの決勝でフランクフルトと対戦する。これらの試合での出場の可能性について、ノイアーはこう話す。

「土曜日（12日）にプレーするのかは、僕の決断ではない。良いフィーリングが必要だ。今日はまだ土曜日ではなく、火曜日だ。僕はまったく気にしていないよ。今までこなしたメニューでは、良い感触を得ている」

ロシア・ワールドカップを間近に控える中、前回王者ドイツは、6月2日にオーストラリア、8日にサウジアラビアとの親善試合に臨む。手術後実践での出場がないノイアーにとっては、本大会前に実戦復帰を果たす最後のチャンスとなるかもしれない。

「今までのメディカルとのやり取りはとても良く、医師やフィジオたちを信頼している。大事なのは、騒ぎによって焦らないこと。自分にとって、代表チームにとって、そしてドイツにとって正しい決断を下さなければいけない。どのような決断になるのかはそのうちにわかるさ」

だが、74キャップを誇り、南アフリカW杯、優勝したブラジルW杯と2大会連続でドイツのゴールマウスを守ってきたノイアーは、次のようにも強調した。

「プレーしていない状態であれほどの大会（W杯）に臨むことは想像し難いと思う」