ドイツサッカー界を揺るがすエジル問題…バイエルンCEOは代理人や連盟会長を批判

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カール=ハインツ・ルンメニゲCEOはエジルの代理人を批判。一方、DFB会長の対応にも苦言。

バイエルン・ミュンヘンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEO(最高経営責任者)はアーセナルMFメスト・エジルがドイツ代表引退で巻き起こした論争に言及した。

トルコ系ドイツ人のエジルは今年5月、イルカイ・ギュンドアンとともにロンドンでトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と写真を撮影して、それぞれのSNSにアップ。メディアや人々に、人権問題などで非難されるエルドアン政権を支持していると受け取られたが、ギュンドアンは釈明の声明を出した一方で、エジルはロシア・ワールドカップ(W杯)の期間中は無言を貫き、批判が集中することに。

ドイツがグループステージ敗退と同国史上最低の成績で終えると、その写真に関する論争が再燃。騒動がチーム内の雰囲気の悪化につながったなど、エジルの行動は敗退の一因とする声が上がる。そんな中、DFB(ドイツサッカー連盟)のラインハルト・グリンデル会長も大会後のインタビューで、エジルがその件について公に意見を示さなかったことに苦言を呈し、火に油を注いだ。

すると、エジルは先月22日、3回に渡って自身のツイッターを英語で更新。W杯前にトルコのエルドアン大統領と写真を撮ったことについては「政治的意図はない」と強調する声明を出すと、その数時間後にはその写真に関するドイツメディアでの報道やDFB、一部のスポンサーの対応を批判する内容の文書を投稿。最後にはグリンデル会長や一部のファンからの人種差別的な扱いを訴え、代表からの引退を表明している。

それに対する国内の反応は2つに分かれたが、そんな中、バイエルンのウリ・ヘーネス会長は「悪夢が終わってくれて嬉しいよ。彼はここ数年間はクソみたいなプレーをしていた」とプレーに関する辛辣な言葉を残し、「彼は“人種差別“という言葉の後ろに隠れただけ」と選手としてプレーに対する批判を受け止めなかったことを指摘した。もちろん、この発言も大きな波紋を呼ぶことになった。

そして、ここに来て同クラブのルンメニゲCEOもこの問題に言及。「彼はトルコにルーツを持っているから批判されたのではない。それは彼の代理人たちが語る作り話だ」とエジルの声明は本人ではなく代理人によるものだと主張。「現在、代理人が声明を出したりインタビューに応じたりすることが増えているが、おとぎ話の領域に入ったかのようだよ」と続け、代理人がメディアでコメントを述べることに反感を覚えているとのこと。

また、ルンメニゲCEOはヘーネス会長と同じくエジルを選手として低く評価している模様。同選手は「これまで、一度も1%すら(獲得を)検討したことがないプレーヤー」と明かすと、「アーセナルと対戦したとき、ウリもいつも『彼が今日の試合に出場することを願う』と話していた」とも語った。

一方で、ルンメニゲCEOは「エジル問題」におけるDFB側の対応にも不満を抱いているようだ。「基本的にはグリンデル氏とは良い関係を持っている。ただ、彼にはポピュリズムの傾向が見られる。公の拍手を欲しがるんだ。おそらく、それは彼はサッカー界ではなく政治界出身の人物であるからだろう」とDFBの会長の振る舞いに疑問を投げかけている。

とりわけ、グリンデル会長のSNSでの活動を問題と見ているようだ。「彼のツイートには国内のサッカー界全体が違和感を覚えている。連盟の会長は、過去にはフランツ・ベッケンバウアーが常にしていたように物事の上に立つべきだ。すぐにネットで個人的な考えを伝えてはいけない」と首を傾げた。例の写真がアップされたときも「グリンデルは10分以内にツイートした。そういった場合、様子を見て、内部での調整、話し合わなければいけない」と会長としての貫禄が不足している可能性を示唆した。

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