2014年のブラジル・ワールドカップで、ドイツを優勝に導いたマヌエル・ノイアーは今シーズン、負傷により長期離脱中。長らく戦列を離れているが、ロシアW杯に臨むドイツ代表メンバー27人に名を連ねた。
これを受け、かつてドイツ代表GKとして活躍したオリヴァー・カーン氏が警鐘を鳴らす。カーン氏は『DAZN』の取材で次のように語った。
「最終的に23人枠に入るかどうかは、トレーニング時のコンディションで判断されるだろう」
「ただ、実際に長きに渡って実戦から遠ざかっていたGKが、本番で良いパフォーマンスを出すことは難しい。8カ月も休んでいた選手がW杯に出るとか、現実的だと思えないけどね」
かつてカーン氏はイェンス・レーマンとドイツ代表の正GK争いをしていたことでも知られるが、現在のドイツ代表ではマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンとノイアーがポジションを争うと見られる。カーン氏はバルセロナで結果を残しているテア・シュテーゲンについて、代表の守護神として適役だと説いている。
「テア・シュテーゲンはドイツ代表で以前はミスをしたかもしれない。ただ、バルセロナでは実際に落ち着いてプレーしているし、今では代表の正GKにふさわしい活躍を見せている。代表チームでデビューした当時に比べて、彼は今や別格になった。W杯でドイツのゴールを守るなら彼が適任だろう。何も心配すべきことはない」
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