マインツFW武藤嘉紀が、24日の日本代表合宿4日目を終え、手応えを感じているようだ。
武藤は今季のブンデスリーガでキャリアハイとなる8ゴールをマーク。ヴァイッド・ハリルホジッチ前体制では昨年10月のハイチ戦から長らく招集されていなかったが、西野朗新監督となり、キリンチャレンジカップ2018のガーナ戦に臨む日本代表に選出。プレミアリーグ移籍が取り沙汰されるなど、いま絶好調のプレーヤーだ。
武藤本人は現状を「今までのサッカー人生のなかでないくらい冴えている」と表現し、「怖さがない。どこでボールを受けても取られる気はしないし、良いイメージができていて、すごい良い状態」と好調ぶりをアピールした。
そんな武藤だが、マインツ1年目で右膝外側側副靱帯を部分断裂。すぐに練習に復帰したものの別箇所の靭帯を損傷し、シーズンを棒に振った。「少し痛みはあるけど、まあできるかって無理して早くやってしまった。それで同じケガをしてしまった」と当時を振り返る。
その苦い経験があるからこそ「ワールドカップは一発勝負で、ケガをして出れなくなったら意味がない。自分は結果を残さないと呼ばれる立場ではなかった」と、焦らず結果を出すことに集中し、「最後の3試合に懸けていました」と心境を口にした。
そしてようやくつかんだ日本代表のチャンス。ガーナ戦は「もちろん、点を取るイメージもできている」と意気込んだ武藤。「誰と組むか分からないですけど、ドイツでは1トップも2トップも経験している。良いプレーができると思います」と自信を覗かせた。
最終メンバー発表はガーナ戦翌日の31日を予定している。武藤は求められることとして「チームのために走る、チームのために自分の力をづべて出し切って、ワンチャンスをモノにする集中力。それが大事かなと思います」と締めくくった。
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