トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、フランス代表GKウーゴ・ロリスに対する批判について「私を非難してくれ」と擁護する姿勢を示した。
24日に行われたチャンピオンズリーグ・グループB第3節、トッテナムは敵地でPSVと対戦。トッテナムはインテルとバルセロナに連敗してグループリーグ最下位と苦しい状況であった。試合は29分にPSVのMFイルビング・ロサーノに先制弾を許すも、39分ルーカス・モウラ、54分ハリー・ケインがゴールを決めて逆転に成功。しかし79分にGKロリスが1発退場となり、終了間近の87分にルーク・デ・ヨングに同点弾を浴び、2-2の引き分けに終わった。
苦境のきっかけを作ってしまったロリスに対しては厳しい声が集まったが、ポチェッティーノ監督は記者会見で「ロリスを批判する必要はない」と述べて守護神を擁護した。
「私はどの選手も批判しない。批判はチームの責任者である私が受けよう。選手たちではなく、私を非難すればいい。選手たちは最善のプレーをしてくれた。いいプレーをしても結果を出すのは難しいことだ。もちろんこの引き分けでグループステージ突破が難しくなったことは理解している」
ポチェッティーノ監督は、ロリスがミスについて謝罪をしてきたらどうするかという問いに対して「その必要はない」と答えている。
「私がまだ若いときに、ある監督が『試合でミスを犯した後に謝る必要はない』と言ってくれたんだ。なぜなら試合に出ている者しかミスをすることはできないからね。ベンチに座っていればミスを犯すことはないだろう。プレーしていればミスは当然のように起こる。ウーゴは私やチームに謝罪する必要はない。フットボールとはときにこういうことが起こるものさ」
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