■プレミア第32節 チェルシー 1-3 トッテナム
チェルシー:モラタ(30分)トッテナム:エリクセン(45+1分)、デレ・アリ(62分、66分)
現地時間1日、イングランド・プレミアリーグ第32節が行われ、チェルシーとトッテナムによる上位対決は3-1でトッテナムが逆転勝利を収めた。
チャンピオンズリーグ出場権を争う4位トッテナムと5位チェルシーの直接対決。両者の勝ち点差は「5」と離れているだけに、追いかけるチェルシーとしては是が非でも勝利が欲しいところ。
必勝を期してトッテナムを迎えるチェルシーにとって、ホームのスタンフォード・ブリッジで戦えることは大きな利点だ。トッテナムは歴史的にチェルシーを苦手にしている上、スタンフォード・ブリッジでの試合では9分16敗と一度も勝ったことがない。まさにトッテナムにとっては鬼門と呼べるスタジアムだ。
そんな過去のデータを払拭しようと立ち上がりから得意のボールポゼッションでチェルシーを押し込むトッテナム。しかし、この日ベンチにようやく復帰したハリー・ケイン不在の攻撃陣は、引き気味に守るチェルシーの守備ブロックを前になかなかシュートチャンスが作れない。
すると徐々にチェルシー得意の速攻が牙をむく。19分、ヌゴロ・カンテの右アーリークロスをマルコス・アロンソが合わせてネットを揺らすが、これはオフサイドの判定によりノーゴール。
30分には、アントニオ・リュディガーのサイドチェンジから右サイドフリーで受けたヴィクター・モーゼスがゴール前にクロス。これを防ごうと飛び出したGKウーゴ・ロリスがボールに触れず、中央のアルバロ・モラタが頭で押し込みチェルシーが先制する。
ボールは支配しながらも先制を許す嫌な流れのトッテナムだが、40分にクリスティアン・エリクセンが強引にミドルシュートを放つ。これはGKウィリー・カバジェロの正面だったが、トッテナムにとっては久々の枠内シュートだった。
すると前半終了間際、左サイドでボールを奪うと、中央で受けたエリクセンが再び右足を振り抜く。数分前のシュート以上に強烈なブレ球はGKカバジェロも反応できず、トッテナムが同点に追いついて試合を折り返した。
嫌な追いつかれ方をしたチェルシーは、このままではトッテナムとの勝ち点差が縮まらないため、後半は前半よりも攻撃に人数をかけるようになる。すると今度はトッテナムがカウンターからのチャンスを増やし、チェルシーゴールを前半以上に脅かす。
迎えた62分、エリック・ダイアーのロングパスに絶妙なタイミングで抜け出したデレ・アリが後ろからのボールを冷静にコントロールし、GKカバジェロを破ってトッテナムが逆転に成功する。
ショックを隠しきれないチェルシーを尻目に、66分にはトッテナムが追加点を挙げる。カウンターからエリクセンのパスに抜け出したソン・フンミンが一度はシュートをGKカバジェロに阻まれながらも粘ってこぼれ球をつなぎ、チェルシー守備陣が処理にもたつく隙にデレ・アリが押し込んで3-1と突き放した。
トッテナムは74分、ソンに代わってケインを投入。エースの復帰で士気の上がったトッテナムは、余裕を持ったパスワークで時間を使いながら試合を終わらせにかかる。一方、追いつきたいチェルシーはモーゼスに代えてオリヴィエ・ジルー、アロンソに代えてエメルソンを投入するが、無理をせず守備に重きを置くトッテナムを前に決定機が作れない。
88分、チェルシーはモラタに代えて17歳のカラム・ハドソン=オドイをピッチに送り込み、トッテナムはデレ・アリを下げてムサ・シッソコを投入し、それぞれ交代枠を使い切る。
終盤はチェルシーの攻勢に危な気なく対応したトッテナムが逃げ切り、26試合目にしてスタンフォード・ブリッジでのリーグ戦初勝利を挙げた。
▶プレミアリーグ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
【DAZN関連記事】
● DAZN(ダゾーン)を使うなら必ず知っておきたい9つのポイント
● DAZN(ダゾーン)に登録・視聴する方法とは?加入・契約の仕方をまとめてみた
● DAZNの番組表は?サッカーの放送予定やスケジュールを紹介
● DAZNでJリーグの放送を視聴する5つのメリットとは?
● 野球、F1、バスケも楽しみたい!DAZN×他スポーツ視聴の“トリセツ”はこちら ※提携サイト:Sporting Newsへ




