ローマで幹部を務めるフランチェスコ・トッティ氏が23日、リヴァプール公式ウェブサイトのインタビューに応じ、24日に行われるチャンピオンズリーグ（CL）準決勝リヴァプール対ローマ戦について自身の見解を示した。
CL準決勝で対戦するリヴァプールは、ローマにとって因縁の相手として知られる。1984年には決勝の舞台で対戦するもPK戦の末に敗れ、優勝を逃した。2001年にはUEFAカップのラウンド4で対戦し、またも敗退。翌2002年には、CLの2次グループリーグにおいて、0-2で敗れた直接対決の結果が響き、準々決勝進出を逃がしている。
トッティはリヴァプールについて、自身の印象を語った。
「リヴァプールの名前を聞くと、リスペクトを感じる。ビッグクラブであり、偉大なチームであり、ファンも素晴らしい。模範とするべきモデルだと思う。（UEFAカップはローマにとって）ネガティブな結果になったが、（アンフィールドでの）あの試合は良き思い出だよ。ファンの情熱やあの雰囲気、あの感覚は非常に印象的だった。当然、1984年の決勝は思い返しても嫌な思い出だから、抽選では避けたかったよ。でも勝ち残ったヨーロッパの最強3クラブの中から1クラブを引かなければならなかった。それでリヴァプールと対戦するわけだ」
■トッティ氏、元同僚サラーの覚醒に驚き
続いてトッティ氏は、昨夏にローマから移籍し、リヴァプールですでに公式戦41ゴールを挙げているFWモハメド・サラーについて驚きを見せた。
「今シーズンは、リヴァプールの試合をかなり見ている。特に、サラーがプレーしているからね。抽選が決まってからここ数日、CLの試合を見ている。両チームにとって、タフな試合になると思う。サラーがリヴァプールでの1年目で、これほど活躍しているのには驚いたよ。だが一方で、チームのクオリティや、僕が思うに世界最高峰の（ユルゲン）クロップが監督であることを考えれば、驚きではないと言える。能力を最大限引き出せる環境に彼を置いたのだろう」
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