デポルティボのクラレンス・セードルフ監督が、レアル・マドリーがバルセロナに対して花道をつくらない方針に苦言を呈した。スペイン『マルカ』や『アス』が伝えている。
バルセロナは29日のリーガ・エスパニョーラ第29節、敵地リアソールでのデポルティボ戦で勝ち点1を獲得すれば優勝を達成できる状況。そして次節には本拠地カンプ・ノウでのクラシコを迎えるが、レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、バルセロナに対して花道をつくらないことを断言している。その理由としては、自チームがクラブ・ワールドカップ優勝を果たした直後のクラシコで、バルセロナが花道をつくらなかったことを挙げている。
だがセードルフ監督はレアル・マドリーが花道をつくるべきとの見解だ。同クラブに選手として在籍したオランダ人指揮官は、バルセロナ戦前日会見で次のようにコメントした。
「私はマドリディスタだが、UEFAの大使でもあるんだ。フェアプレーは重要な価値を有している。スポーツのそうした価値は、とても大切なものなんだよ。マドリーはバルセロナなしでは今みたいな存在になり得ないし、その逆もまた然りだ」
「スペインでは、普遍的にそうしたこと(花道)が行われきたように思う。とても美しいことじゃないか。子供たちの模範となる振る舞いだよ。私たちのことを見て、称賛する人たちのお手本にならないとね。メッシ、クリスティアーノ(・ロナウド)、マドリー、バルセロナのような存在は、大きな影響力を持っているんだから」
「スポーツにおいて、そうした敬意のある振る舞いは好ましいものだ。ライバル関係も素晴らしいものだが、それはひとまず置いておいて、敬意を欠かないようにした方がいい」
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