197日ぶりとなる実戦復帰。川崎フロンターレの一員として日産スタジアムのピッチに立った齋藤学を迎えたのは、昨季まで所属した古巣、横浜F・マリノスのサポーターによる大ブーイングだった。
明治安田生命J1リーグ第6節、横浜FMと川崎Fの「神奈川ダービー」は1-1の引き分けに終わった。齋藤は77分、MF阿部浩之と交代で入った。ピッチに入った後も、ボールを持つたびにブーイングが起きたものの、本人は「あまり感じなかったな」と涼しい顔だ。
そして「愛情の裏返しだと思ってやれればいいかな。『そうじゃない』という声もあると思うけど、僕は川崎Fの選手なので、これから等々力で川崎Fの選手として勝利に貢献していければなと思います」と続ける。そう語りながらも「サポーターの方に行きたかったんだけど、いろいろ止められちゃって。(横浜FMは)好きなクラブなので、しっかりと挨拶はしなきゃなと」と、複雑な心境を吐露した。
齋藤は横浜FM所属の昨季9月23日、J1第27節・ヴァンフォーレ甲府戦で負傷。その後、横浜市内の病院で右膝前十字靱帯損傷と診断され、全治8カ月と診断されていた。今回の実戦は復帰は、急な出来事に思える。川崎Fは4日に、アウェイでAFCチャンピオンズリーグ第5節を迎えたばかりで、中3日。どのタイミングで、主力組と合わせたのだろうか。
その質問に齋藤は「11対11をやったのは昨日」と回答。さらに「10分くらいかな」と、ほぼぶっつけ本番だったと明かした。
ピッチに戻った瞬間については「シンプルですね。サッカーをする、サッカーを楽しむっていう思いが大きく、思いがあった」と振り返る。
そして「心拍数がグアっと上がった後に戻るとか、心拍数が上がった中での動き方とかは『もうちょっとかな』っていう気がするけど、試合じゃないと感じれないことなので、そこはこれからだと思う。ただ、ラスト(大久保)嘉人さんのとかノボリ(登里享平)のとか、ああいうタイミングはあったので、形になればいいかな」と、手ごたえと反省点を語った。
試合後に横浜FMのDF金井貢史とユニフォームをしたが、「小学校から知ってるので。ユニフォームくれっていうので、交換しておきました」と話す。また、ピッチに入った瞬間、横浜FMのDF松原健から「ちょっとニヤけすぎだよ」と言われたなど、横浜FMの選手との交流を明かした。
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