4年に1度のワールドカップは、サッカー選手にとって大舞台であり、プレーの出来次第では価値が向上することもあれば、下落することもある。スペイン紙『マルカ』は、このロシアW杯で「評価を上げた選手と下げた選手」を特集。決勝進出の2チームからもブレイク必至の2選手が選出されている。
まず評価を上げた選手について、同紙は「最も顕著なのは、クロアチアの(アンテ)レビッチとフランスの(ベンジャミン)パヴァール」をピックアップ。「彼らは非常に良い仕事をしている。大会後に新天地へ行くことが保証されているだろう」と太鼓判を押した。
24歳のレビッチはグループリーグのアルゼンチン戦で貴重な先制弾をマーク。前線から激しいハードワークを仕掛け、クロアチア初の決勝進出に貢献している。そして、22歳のパヴァールには、ジブリル・シディベの負傷により、グループリーグ第2戦から連続出場。ラウンド16のアルゼンチン戦で決めたボレーシュートは、今大会のベストゴール候補とも言われている。『マルカ』は「2019-20シーズンからはバイエルンに行くだろう」と予想した。
その他には、アーセナル移籍が決定したウルグアイ代表MFルーカス・トレイラや、コロンビア代表として日本代表相手に同点FKを決めたフアン・キンテーロ、開催国ロシアの躍進をけん引したMFアレクサンドル・ゴロビン、イングランド代表の堅守を支えたDFハリー・マグワイアなどが選出されている。
一方で、評価を下げた選手は「スペインの(ダビド)デ・ヘア、ブラジルのガブリエウ・ジェズス、ドイツの(トーマス)ミュラー、ポーランドの(ロベルト)レヴァンドフスキ」を挙げ、「失望した最も代表的な選手」と酷評している。
評価を上げた選手、下げた選手は以下の通り。
■評価を上げた選手
アンテ・レビッチ(クロアチア)
ベンジャミン・パヴァール(フランス)
ルーカス・トレイラ(ウルグアイ)
フアン・キンテーロ(コロンビア)
アレクサンドル・ゴロビン(ロシア)
デニス・チェリシェフ(ロシア)
ジェルダン・シャキリ(スイス)
キーラン・トリッピアー(イングランド)
アーメド・ムサ(ナイジェリア)
チョ・ヒョヌ(韓国)
エムバイェ・ニアン(セネガル)
■評価を下げた選手
ダビド・デ・ヘア(スペイン)
ガブリエウ・ジェズス(ブラジル)
トーマス・ミュラー(ドイツ)
ロベルト・レヴァンドフスキ(ポーランド)
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