スペインのGL突破はぼぼ確定？モロッコ戦では「内容」の改善を【グループB第3節プレビュー】

ロシア・ワールドカップのグループB最終節で、スペインはすでに敗退が決定したモロッコと対戦。これまで不安定な戦いを見せているだけに、この一戦では内容も求められるだろう。

ロシア・ワールドカップ最終節、グループBのスペインは決勝トーナメント進出にあと一歩のところまで迫っている。

初戦でポルトガルとの壮絶な打ち合いの末、3-3のドローで終えたスペイン。続くイラン戦では、組織的なブロック守備に苦しんだが、エースのFWジエゴ・コスタがなんとかこじ開けて1-0と勝利。大会開幕前日に就任したフェルナンド・イエロ新監督のもと、不安定な戦いながら2試合で勝ち点「4」を獲得した。

最終節の相手は、すでに敗退が決定しているモロッコだ。これまで良い戦いを見せながらも貧打に泣き、2連敗。モチベーション維持が難しい状況で、スペインと対戦することになる。

スペインは、この試合で勝利すれば文句なし。引き分けならば、ポルトガルが勝利、もしくは引き分けでも突破が決定。敗れた場合でも、ポルトガルが勝った場合は2位を確保できる。スペインとポルトガルが同時に敗れるとは考えにくいため、決勝トーナメント進出は間近と言っていいだろう。

この一戦では勝利ももちろんだが、内容の改善が求められるだろう。初戦では相手のエースFWクリスティアーノ・ロナウドにハットトリックを許し、イラン戦も無失点とはいえ危ない場面を何度も作られた。優勝を見据えるのであれば、グループリーグ最終節で圧倒する戦いを披露し、そして主力選手に休養を与えたい。

2010年大会王者のスペイン。最終節で結果・内容ともに満足感を得て決勝トーナメントに臨めるのだろうか。