インテルの指揮官ルチアーノ・スパレッティは、確執が報じられているローマ幹部のフランチェスコ・トッティ氏とのやり取りについて弁解した。2日、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューの中で明かしている。
スパレッティは2016年1月から1年半にわたってローマを指揮したが、当時はまだ現役生活を送っていたトッティ氏と衝突を繰り返していた。トッティ氏は9月に出版した自伝本の中で、「屈辱的な罰を受けた」を告白。元ローマ指揮官によってトリゴリア練習場から締め出されたことがあったと主張した。スパレッティはこれに異論を唱えている。
「私がトッティをトリゴリアから追い出したなんて真実ではない。彼にはあの日、ベンチ外になることを伝えただけだ。重要な選手だったので、ミーティングに連れて行ってから出場しないと伝えることはできなかった。このとき、(ヴィート)スカーラや(アウレリオ)アンドレアッツォーリ、チームマネージャーも同席していて、全員が私の言った言葉を聞いている。勝利した5試合について全く納得しておらず、何も納得できないような態度を見せたので、ベンチ外にすると伝えた。すると彼は腹を立てて出て行ってしまった。私は誰もトリゴリアから締め出してなどいない。証人もいる」
またスパレッティは、2日にスタディオ・オリンピコで行われたローマ対インテル戦(2-2)においてトッティ氏との再会を望んでいたことを明かした一方、自身がローマのレジェンドを引退に追いやったとの報道を改めて否定した。
「私は彼に挨拶したかったよ。私が彼を引退に追い込んだなんてことを君たち(記者)は言うが、それは違う。クラブは1シーズン前から私がチームを去ることを知っていた。彼はプレーを続けることができたはずなのに止めてしまった」
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