ジルーにアトレティコが関心…チェルシーのサッリ新監督は代案に愛弟子イグアインを希望

アトレティコ・マドリーはカリニッチ獲得に向けて動いていたが正式契約に至っておらず、代案のジルーに関心を示しているという。そしてチェルシーはジルー退団を想定し、新たな得点源としてイグアインの獲得を検討しているようだ。

フランス代表としてロシア・ワールドカップに挑んだFWオリヴィエ・ジルー。同選手は今年1月にアーセナルからチェルシーへと加入したばかりだが、半年ほどで再移籍する可能性が高まっている。

『スカイスポーツ』が報じたところによると、チェルシーは指揮官がアントニオ・コンテからマウリツィオ・サッリに交代したことで、ジルーの去就が不透明に。そこで、ミランFWニコラ・カリニッチの獲得交渉が停滞しているアトレティコ・マドリーは、ジルー獲得に向けて動きを見せているという。

その一方でイタリア『スカイ』は、チェルシー側がユヴェントスのFWゴンサロ・イグアインの獲得を希望し、ユヴェントス側に接触していると報じた。チェルシー新指揮官のサッリはナポリ時代にイグアインを指導したことがあり、信頼を寄せる教え子とロンドンで再会すべく補強を計画している模様だ。

複数のFWが絡んだ玉突き移籍が実現する可能性が高まっているが、記事では「チェルシー側は完全移籍でジルーを買い取ってくれるチームに出したい意向の様子だ」と伝えており、ジルーの去就がカギとなりそうだ。

ロシアW杯ではノーゴールに終わったものの、巧みなポストワークでフランス代表を世界一に導いたジルー。クロアチア代表FWカリニッチ、アルゼンチン代表FWイグアインらの動向も、ジルーの動き次第で大きく変わってきそうな状況だ。