ローマに所属するセルビア代表DFアレクサンダル・コラロフが23日、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝リヴァプール対ローマ戦ファーストレグの前日記者会見に出席し、意気込みを語った。
CL準々決勝でバルセロナを下し、1983-84シーズン以来34年ぶりのベスト4進出を決めたローマは24日、当時の因縁の相手であるリヴァプールに挑む。両クラブは1984年、CL決勝の舞台で対戦。PK戦の末、リヴァプールが頂点に立ち、ローマはトロフィーをつかむことができなかった。コラロフは34年前に実現できなかったローマの優勝を目指して戦うことを約束した。
「ここまで来たからには、優勝を目指し挑戦したい。厳しくもあるが、これからが面白くなる。挑戦する義務があると思う。バルセロナ戦ではチームが一丸となり、素晴らしいプレーを見せることができた。リヴァプール戦でもそれを再現したい。偉業を成し遂げるにはこれしかない」
昨年までローマでプレーしていたFWモハメド・サラーが今シーズン、プレミアリーグでトップの31得点を挙げ、リヴァプールで躍動している。だがコラロフは、「サラーのことを考えるのではなく、ピッチにいる相手選手全員に目を向けるべきだ」と述べ、注意するべきなのは元ローマFWだけではないと警鐘を鳴らした。
■ローマの躍進は偶然ではない
昨夏、マンチェスター・シティから加入したコラロフは、今シーズンのローマの躍進を想像していなかった。だがチームが大舞台に相応しいプレーを見せていると自信を持つ。
「僕はローマへやって来た時、目標は立てていなかった。毎試合、できる限り勝ちたいという気持ちだけだった。だが僕らがここにいるのは偶然ではない。このレベルの戦いができることを自分たちは証明できたんだ。準備は整っている。2連戦で素晴らしい試合を見せたい」
ローマは34年ぶりとなる決勝進出を実現することができるのか、リヴァプールとの2連戦は注目されるところだ。
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