クラブの要望に応え…急逝したアストーリ、『FIFA18』で引き続き「フィオレンティーナ主将」として使用可能に

志半ばでこの世を去ったフィオレンティーナのキャプテンがゲームの中ではプレーを続けられることがわかった。

全世界で人気のサッカーゲーム『FIFAを18』を製作するEAスポーツは、31歳の若さで急逝したイタリア代表DFダヴィデ・アストーリを、ゲーム内で引き続き利用できることを発表した。

フィオレンティーナでキャプテンを務め、イタリア代表でもあったアストーリ。他の選手たちと同様に人気サッカーゲーム『FIFA』の最新シリーズにも登場していた。

しかし3日夜、アストーリは遠征先のウディネのホテルで就寝中、心肺停止状態に陥り、帰らぬ人となった。翌日のセリエA全試合が延期となり、チャンピオンズリーグの試合でもキックオフ前に黙祷が行われるなど、全世界が悲しみに包まれた。

今回の悲報を受け、EAスポーツはゲーム内でアストーリについての対応を説明した。

「FIFAコミュニティをご利用の皆さん、我々はサッカー界全体と同じ様にダヴィデ・アストーリの死を悲しんでいます。ダヴィデの訃報後、彼の功績へ敬意を示すためにできることをフィオレンティーナと相談しました。そして次の内容を決定しました」

「クラブの要望により、ダヴィデ・アストーリは現在のフィオレンティーナのメンバーに残ることとなります。アストーリは、FUT（好きな選手を集めるモード）内のパックには含まれません。ダヴィデ・アストーリのFUTアイテムの最大価格は減額されます」

「最後に改めて、我々はご家族の方、フィオレンティーナ、そして世界中の彼のファンの皆様にお悔やみ申し上げます」

今回の対応により、フィオレンティーナのキャプテンを引き続きゲーム内で使用可能となった。さらに、人気の『FUTモード』では価格が引き下げられ、より多くのユーザーが利用可能となる。