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ギュンドアンは独代表キャリア続行を希望、エジルの決断やドイツの人種差別問題について言及

マンチェスター・シティに所属するMFイルカイ・ギュンドアンは、自身の代表キャリアやメスト・エジルの決断などについてどう考える?ロシア・ワールドカップ(W杯)後、初めてのドイツメディアのロングインタビューに応じ、それらについて語った。

「27歳ですべてを投げ捨てることはしない」

トルコ系ドイツ人のギュンドアンは今年5月、アーセナルMFエジルと同様、 ロンドンでトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と写真を撮影して SNSにアップ。ドイツのメディア、国内外の人々に、人権問題などで非難される エルドアン政権を支持していると受け取られた 2人は強い批判を受けた。

ギュンドアンはワールドカップ(W杯)前のサウジアラビアとのテストマッチではファンの一部からブーイングを浴び、本大会でも輝きを放てず。一部からは“エルドアン写真問題“がチーム内の雰囲気の悪化につながったとされ、ドイツ代表のグループステージ敗退の一因と批判が集まった。だが、そんな夏を過ごすことになったギュンドアンはドイツ紙『WAZ』に掲載されたインタビューでは代表でのキャリアを続行させる構えを強調した。

「個人的に苦しい時期を過ごしたからと言って、27歳ですべてを投げ捨てることはしないことが大事だと思う。僕は過去数年間の間、負傷により代表とのたくさんの美しい瞬間を逃してきた。だから、まだ代表で成功をつかむ欲を感じているんだ」

「W杯は残念ながら大きな失敗に終わった。ただ、償いをしたいだけではない。僕は以前と同様、ドイツのためにプレーすることを誇りに思っている。招集されれば、代表でのプレーを続けない理由なんて見当たらない。僕のキャリアにおいて、DFB(ドイツサッカー連盟)に恩がある部分についても把握しているつもりだ」

エジルの去り方は「彼自身の決断」

エジルは先月、自身のSNSに3部構成の声明で代表からの引退を表明。ギュンドアンはその決断についてこのように語る。

「メストの引退は競技面から言って非常に残念としか言いようがない。彼はドイツのサッカーのためにたくさん貢献した。チームにとって、ロスだ。メストは僕をたくさん助けてくれた。彼は、僕がドイツのためにプレーしたい理由の1つでもあり、彼がその道を切り開いてくれたんだ。だから、もっと良くて、よりふさわしい形での告別となることを望んでいたよ」

「でも、このような形で去ることになったのは彼自身の決断であることも強調しなければいけない。僕なら別のやり方を選んでいただろう。僕は彼とは違う性格なのでね。当時、僕はすぐにあの件(エルドアン大統領との写真撮影)について話し、そのままにしたくなかった。だから(ドイツの)フランク=ワルター・シュタインマイヤー連邦大統領との会談を提案したんだ」

エジルは声明では人種差別的な扱いを受けたことを代表からの引退の主な理由に挙げた。ギュンドアンは、“エルドアン写真問題”で受けた批判は人種差別的なものと考えるのだろうか。

「君たちに言ってもらいたい!ドイツの政治家がフェイスブックで『ドイツのサッカー代表=25人のドイツ人とヤギと交尾するやつらが2人』と投稿したら、それは人種差別じゃないのか?いや、そういうのは人種差別と呼ばなければいけない」

「でもだからと言ってドイツ人がみんなレイシストになるわけではない。そんなことはまったくないよ。僕はドイツではずっとほとんどポジティブな経験しかしなかった。それをクリアに言いたい。ただ、あの写真を政治的に利用した人もいる。それとの関係で、部分的に人種差別への境目が超えられてしまったと言えるだろう」

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