ミランの指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾは21日、ミラノダービー終了後、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じ、敗戦の弁を述べた。
ミランは21日、セリエA第9節でインテルとのミラノダービーへ挑んだ。試合はスコアレスドローのまま終盤まで進んだが、92分、インテルのエースFWマウロ・イカルディに決勝ゴールを許し、0-1で敗れた。ミランは期待されたパフォーマンスを見せることができず、指揮官のガットゥーゾは苦い思いを口にした。
「試合が0-0で終わってくれれば良かったのだが。非常にフィジカルが強い相手に選手たちは良くやってくれた。セットプレーを何度も与えてしまい、簡単ではなかったが良く耐えてくれていた。最後の15~20分間はスペースがある中で何度かボールを持てたのだが、ラストパスを失敗し、活かすことができなかった。残念だ。敗北は痛いし、ガッカリしている。だがインテルは我々より上回っていた。前を向いて行きたい」
試合終了の数秒前の失点シーンでは、GKジャンルイジ・ドンナルンマが判断ミスを犯し、イカルディの決勝ゴールへとつながった。だがガットゥーゾは、19歳の守護神を擁護した。
「ディフェンスライン全体のミスだ。誰か1人の責任を追及することはしない。全員の責任だ。負けるときは全員一緒。傷口は痛いが前へ進んでいく。今日は勇気が足りなかった」
またミランの闘将は、74分にMFハカン・チャルハノールに代えて、FWパトリック・クトローネを投入した理由を説明した。
「チャルハノールはかなり消耗していたので、交代させた。後半は苦しむ場面がなかったので、チームの形は変えたくなかった。クトローネがあのポジションでプレーすることはよくあるので、運動量を保証してくれると考えた」
ミランの次戦は25日、ヨーロッパリーグでMF乾貴士の所属するベティスとの対戦になる。
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