▶期間限定2ヶ月間無料トライアル実施中!サッカー観るならDAZNで。
――まずは最近のマンチェスター・Uの状況について教えてください。どのように見ていますか。※インタビューはジョゼ・モウリーニョ前監督が解任される前に実施
もちろん、いい状況ではないね。リーグ戦での順位は、少し慌ててしまうような状態に陥っている。試合内容が良い時もあるけど、内容が良い時と悪い時の差が激しいところが心配だ。ただ、(モウリーニョ)監督は優れた能力があると証明されているから、この雰囲気を変えていく必要がある。
――現在、マンチェスター・Uに足りない部分は何だと思いますか?
選手間の絆、連帯感ではないかな。僕たちの時代よりも連帯感が弱まっていると感じる。選手個人の能力は優れているけど、チームが一つになって試合に臨むという意識は、僕がマンチェスター・Uにいる時よりも弱まっていると思う。こういうところの差が、試合結果に表れていると思う。
――マンチェスター・Uに所属していた当時、若かったポール・ポグバ選手のことを覚えていますか?
マンチェスター・Uのアカデミーに所属していた選手だったし、ポグバがトップチームに来てからは一緒に試合もトレーニングもしていたよ。その時から高い身体能力や技術をもっていたから、最も注目されていた選手だったね。アカデミー時代から有名だった。彼がプロになることは疑いの余地がなかったよ。
――マンチェスター・Uの試合結果が良くないと、ポール・ポグバ選手に非難が集まるのですが、それはどう思いますか?
それは仕方がないことだと思うよ。ポグバは、チーム内のスタープレーヤーだしね。試合結果が良くないと、スタープレーヤーに非難が集まるのはサッカー界では当然なことさ。その分チームの雰囲気がよくなれば、一番褒められるのもスター選手だしね。そういうところは彼自身が乗り越えなければいけないと思うよ。ポグバはとてもポジティブで、あまり気にしない性格だと思うから、自分で乗り越えられると思う。

――マンチェスター・Uで一緒にプレーした選手の中でベストイレブンを選出してください。
マンチェスター・Uの選手で?(キーパーは)エドウィン・ファン・デル・サールに決まっているよ! ダビド・デ・ヘアは最後のシーズンにいたね。パトリス・エヴラ、 リオ・ファーディナンドも決定だ。ネマニャ・ヴィディッチと、右サイドバックは…そうだな、やはり思い浮かぶのはギャリー・ネヴィルだよね。
それにクリスティアーノ・ロナウド、マイケル・キャリック、 ポール・スコールズ、ライアン・ギグス。ウェイン・ルーニー、 ルート・ファン・ニステルローイがすでに決まっているね。僕はベンチにいるんじゃないかな(笑)。ここは僕の出番じゃないな(笑)。
――最近、イギリスメディアでは“マンチェスター・Uにパク・チソンのようなチームプレーができる選手が必要だ”と言われています。どのように感じますか?
僕にはそれしかアピールポイントがないから…(笑)。それが僕の長所だったし、他の選手と差別化できる部分だったと思う。こういう話を聞くと、僕がマンチェスター・Uにいる時は自分の役割をよく果たしたなと感じるよ。こんな風に何か結果を残せたことを嬉しく思うね。

――サッカー人生で一番印象に残っているゴールは?
重要なゴールという意味であげるとしたら、2002年韓日ワールドカップのポルトガル戦で決めたゴールかな。マンチェスター・U時代だと、いくつか思い出すけど、リヴァプール、チェルシー、ウォルバーハンプトン戦のゴールかな…。(チェルシー戦は、ディディエ・ドログバがゴールした後のゴールですか?)。そう、チャンピオンズリーグ(2010-11シーズンの準々決勝セカンドレグ)の時だね。
――あなたは2000年から3年間、京都パープルサンガでプレーしましたね。日本で選手生活を送っていた時、一番印象に残っていることは?
初めてプロになった時だったから、アマチュアからプロになることについて色んなことを学んだ時期だった。当時、三浦知良選手がチームにいたんだ。今も現役でプレーしているとは思わなかったけど、これからもずっと現役で走っていそうな選手だと思うな。プロ選手としてあるべき姿勢を持っているところが印象に残った。
三浦選手や遠藤保仁選手のことも印象的だったけど、初シーズンのことが記憶に残っているよ。当時、遠藤選手は日本サッカーの黄金世代の選手で、三浦選手は日本の象徴的な選手だった。この二人は印象深かったよ。

――日本サッカーで最も偉大な功績をあげた選手は誰だと思いますか?
海外での活躍をみれば、中田英寿さんが一番印象的ではないかな。当時、日本人選手がヨーロッパリーグで段々と活躍し始めた。三浦選手がその道を開拓したと思うけど、現地で大きなインパクトを与えるには至らなかったかもしれない。中田さんがそれを引き継いで、日本人選手もヨーロッパで戦えると証明したんだ。
だから、こういう部分では、中田さんが影響力のある選手だと言えるね。それとは別に、三浦選手が持つ価値とはヨーロッパに挑戦したことだね。それ以降、日本選手がその道を継いでいるから、三浦選手の価値は中田さんとは別の価値を持っていると思う。
――最近の日本サッカーについてどのように見ていますか?
多くの選手がヨーロッパのクラブに行き、レベルが上がってきていると思う。その成果は、ロシア・ワールドカップでも見ることができたと思う。日本はアジアで唯一、決勝トーナメント進出を果たしたね。(決勝トーナメント1回戦の)ベルギー戦では惜しかったけど、良い試合を見せてくれた。成果はあったと思う。
それに、最近では放映権料の増加でJリーグへの投資が日本サッカーの全体に良い効果を与えていると思う。そういうところは個人的に羨ましいな。日本はすでに良いシステムを持っているけど、それに加えて持続的に投資できる基盤を作っていることが、日本が韓国より先をいっている証拠だから、羨ましいよ。
――中国サッカーが数年の内に韓国サッカーを上回るとも評されていますが、どのように思いますか?
中国サッカーの投資を見ると、そうなっても仕方ない状況だね。その時期が早いか遅いかは、中国の投資の仕方によって変わってくると思う。今、中国では良い投資もしているけど、良くない投資もある。必要ない費用がでてしまう投資もあるから、適切な投資が増えれば、中国が韓国を上回る時期は早くなるかもしれないね。アジアでこういった基盤があって、第一線に立っているのは中国だと思うから、これから時間が立つにつれて、さらに大きな存在になるはずだ。
――2002年のW杯で韓国をベスト4に導いたフース・ヒディンク監督は現在、U-21中国代表を指揮しています。この点について、どう思いますか。
フース・ヒディンク監督が求めていることをよく聞いて、それを受け入れることができるかによるんじゃないかな。監督の能力は証明されているから、若い選手をトレーニングするというのは、今後の中国サッカーにいい影響を与えるはずだよ。僕が思うに、韓国サッカーはこれから、中国サッカーと競争をしなければならない。そして、競争を通して発展できることもあるはずさ。
アジアサッカー全体にとってみればとても良いことだよ。中国サッカーに良い流れができて、良い政策がされて良い方向に向けて意見を出せる人がアンダー世代の監督に就任したということは、中国サッカーを発展させる一歩だよ。それは、アジアのサッカーが競争力のあるものに進化していくことだとも思う。
※動画の日本語は字幕で表示されます。字幕機能の設定が必要となりますのでご注意ください。
▶期間限定2ヶ月間無料トライアル実施中!サッカー観るならDAZNで。

【DAZN関連記事】
● DAZN(ダゾーン)を使うなら必ず知っておきたい9つのポイント
● DAZN(ダゾーン)に登録・視聴する方法とは?加入・契約の仕方をまとめてみた
● DAZNの番組表は?サッカーの放送予定やスケジュールを紹介
● DAZNでJリーグの放送を視聴する5つのメリットとは?
● 野球、F1、バスケも楽しみたい!DAZN×他スポーツ視聴の“トリセツ”はこちら ※提携サイト:Sporting Newsへ
