メスト・エジルのアーセナルでの将来に暗雲が立ち込めているようだ。イギリス『デイリー・ミラー』が伝えた。
ロシア・ワールドカップでの不振を槍玉に挙げられ、ドイツ代表からの引退を表明したばかりのエジル。今シーズンは開幕からの2試合に先発で出場するも、今シーズンプレミアリーグ初勝利を飾った25日のウェスト・ハム戦ではベンチ外に。
試合後、ウナイ・エメリ監督はエジルを招集しなかった理由について風邪を引いて試合前日の練習を欠席したためと明かしていた。なお、クラブ最高給となる週給35万ポンド(約5000万円)を受け取る同選手が病欠するのはこの1年だけで7度目となるようだ。
さらに、先日のチェルシー戦で68分にピッチを去ったエジルに対してエメリ監督が更なるハードワークを求め、それが原因で両者は対立し、ドイツ人司令塔のメンバー落ちが決まったとも報じられていた。スペイン人指揮官はこの噂を否定しているものの、運動量を求める同指揮官の下でエジルがチャンスを得るためにはさらなる努力が必要となる。
また、エメリ監督は実績や経験を重要視する指揮官ではなく、これまでチームを支えてきた選手をも平然とメンバーから外すことを明らかにしている。実際に、開幕戦で不調だったアーロン・ラムジーを次節には先発から外すなど大鉈を振っていた。
アーセン・ヴェンゲル前監督の下で重宝され続けてきたエジルは、運動量を増やさない限りエメリ監督率いるアーセナルでの居場所はないのかもしれない。
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