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エイバル元同僚が語る乾貴士の凄さ「プレーコンセプトをすぐ理解できる」…課題は「シュートの精度」

元エイバルFWダニ・ガルシアが、同チームでともに過ごした日本代表MF乾貴士の凄さについて語っている。

ダニ・ガルシアと乾は、乾がエイバル加入した2015−16シーズンから2017−18シーズンまで一緒にプレー。そして今夏の移籍市場で、ダニ・ガルシアがアスレティック・ビルバオ、乾がベティスに移籍と、異なる道を歩んでいる。

スペイン『ABC』のセビージャ版は、今後ベティスの選手としてプレーする乾の印象をダニ・ガルシアに尋ねた。乾が加わるベティスは堅守速攻のエイバルとは異なり、ポゼッションを重視しているが、ダニ・ガルシアは日本人MFが問題なく適応できると説く。その理由は、乾の戦術理解力の高さにあるようだ。

「タカシは質が高く、賢い選手だ。1日目や2日目は苦労するかもしれないが、凄まじい早さでプレーコンセプトを理解する。(ベティスにも)見事に適応するはずだよ」

外国語に明るくないともされる乾。それでもエイバルのホセ・ルイス・メンディリバル監督が「誰よりも私の考えを理解していた」と語るなど、プレー面におけるコミュニケーション面で問題はなかったようだが、ダニ・ガルシアも同様の意見を口にする。

「確かに、乾はそこまで話をしない。でも、ここの人間よりも理解力があると、僕は断言できる」

頑固で真面目な人々が多いバスクで過ごしていた乾はこれから、同地とは正反対に、情熱的な人々が多いアンダルシアの地で新たな挑戦に臨む。ダニ・ガルシアは、アンダルシア人の気質が彼の集中を妨げることにはならないとの見解も述べた。

「彼はそういうやかましさを避けることを常としている。実際、彼は皮肉っぽい冗談が交わされる、ご機嫌な土地に赴くわけだ。だけど彼は大人しいし、いつもフットボールのことだけに集中している」

ダニ・ガルシアはその一方で、この日本人MFにはまだ課題が残されているとも語る。それは日本でも度々指摘されている、シュートの精度だった。

「得点面がもっと良くなればね……。シュートは、彼の課題の一つなんだよ」

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