インテルは13日、元ユヴェントス幹部のジュゼッペ・マロッタ氏をCEOに任命したことをクラブの公式ウェブサイトで発表した。
マロッタ氏は2010年6月、サンプドリアからファビオ・パラティチSD（スポーツディレクター）を引き連れてユヴェントスに入閣。同年10月からGM（ゼネラルマネージャー）に就任した。これまでの8年間にスクデット7回、コッパ・イタリア4回、イタリアスーパーカップ3回と合計14個のタイトルに加え、2度のチャンピオンズリーグファイナル進出を果たすなどクラブの黄金期を支えた。しかし顔ぶれの一新を図るユーヴェからの要請を受け、10月の契約満了とともにチームを去った。フリーとなった元ユーヴェGMに関心を示すクラブは少なくなかったが、マロッタ氏は当初からインテルとの交渉を優先させており、入閣が確実視されていた。
そしてインテルは13日、マロッタ氏のCEO就任を正式発表した。マロッタ氏はスポーツ部門を統括することになり、クラブ全体の最高責任者となるコーポレートCEOアレッサンドロ・アントネッロ氏との2本柱となる。元ユーヴェGMは、新天地ミラノでの仕事に意欲を示している。
「今日から偉大なインテルの一員となる。私にとって大きな誇りとなるだろう。スポーツ部門のCEOというデリケートな役職を担うことになるが、私のキャリアにおいて重要な一幕となるはずだ。大きな責任を伴うことになるが、私は恐れていない。これから始まる新たなサイクルは、勝利のサイクルになるはずだ。大きなチャンスを手にすることができて、（オーナーの）チャン一族には感謝したい。（指揮官のルチアーノ）スパレッティは優秀な監督だ。クラブで支えていく」
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