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イングランド、52年ぶり決勝進出に大きく前進!得意のセットプレーでリードし後半へ/W杯準決勝

ロシア・ワールドカップは11日に準決勝が行われ、クロアチアとイングランドが対戦。前半は、イングランドが1-0とリードして折り返した。

決勝トーナメントでは2試合連続となるPK戦を制して、20年ぶり4強入りを果たしたクロアチア。ここまで苦しい戦いを続けており、前日練習を欠席するメンバーも出るなど主力選手のコンディションも心配されたが、決勝進出を懸けた大一番ではほぼ全員が間に合うことに。モドリッチやラキティッチはもちろん、ロシアとの準々決勝でもも裏を痛めていた守護神スバシッチや、ヴルサリコもスタメンに名を連ねた。

対するは、52年ぶりの王座奪還をねらうイングランド。国民の期待も高まる中、若手中心の新生“スリー・ライオンズ”は、ここまでグループリーグ最終節以外固定メンバーで戦ってきた。この試合でもそこから変更はなく、ケインらがスタートから登場している。

試合序盤は両者ボールを持ちながらゆったりと進めていく。

すると、試合はいきなり動く。5分、ゴールほぼ正面でアリがファールを獲得すると、キッカーはトリッピアー。右足で直接ねらったボールは、壁の上を通って枠に吸い込まれていった。イングランドが、得意のセットプレーから早速ゴールを奪う。

勢いに乗るイングランドは、計算されたセットプレーでチャンスを作る。14分、トリッピアーのCKにマグワイアが競り勝つ。頭で合わせたが、枠の右に外れていった。先制後、カウンターをねらいながらチーム最大の武器を駆使して相手にプレッシャーをかけていく。

劣勢のクロアチアだが、疲労からかプレー精度が上がらずチャンスを作れない。反対に、スピードのあるスターリングをねらったイングランドのカウンターに苦しみ続ける。29分には、ケインにエリア内でフリーでシュートを打たれたが、守護神スバシッチがファインセーブをみせた。

守護神の活躍に奮起したい攻撃陣は、低い位置からのクロスでチャンスを作る。レビッチらが積極的にDFラインの裏に飛び出し、あわや決定機という場面を増やしていく。

しかし、前に出ていけばカウンターを受けるシーンも増える。イングランドは、何度も脅威となっているスターリングがスペースに飛び出し、それを起点にシュートまで持ち込んでいき、リンガードらがフリーでシュートを放った。

クロアチアは終了間際に高い位置でのボールカットからラキティッチがチャンスを迎えたが、シュートまで持ち込めず。前半はこのまま終了。イングランドがリードして折り返した。

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