イングランド代表のギャレス・サウスゲート監督は、準決勝を前に難しい試合になるが特別視しないと話した。
1990年大会以来となるワールドカップベスト4に進出したイングランド代表。そして自国で行われた1966年大会以来となる52年ぶりの決勝進出を懸け、11日の準決勝でクロアチア代表と対戦する。この試合を前にサウスゲート監督は会見に出席した。
クロアチア代表について問われたサウスゲート監督は「国で考えれば人口は少ないが、彼らは素晴らしいフットボーラーを輩出してきた。彼らの能力や国を背負うスピリッツを理解している。我々にとって大きな試練になるが、我々だって準決勝まで辿り着いたんだ。だからこれまでの試合と大きな違いがるようには考えていない」といつも通りのプレーを心掛けたいと話した。
また、クロアチア代表のズラトコ・ダリッチ監督が今大会無得点のラヒーム・スターリングへの警戒感を露にしていることについて問われ「ラヒームをキープレーヤーとして考えていることに驚きはない」と返答。
「我々の攻撃は彼が大きな役割を担っているし、彼はチーム内で高く評価されている選手だ。それに多くの元選手たちも私と同じ考えを持っている。彼は非常に良いプレーをして、大きな脅威になっている。スウェーデン戦でも彼は試合を通して危険な存在であり続けた」
選手のコンディションについての質問を受け「全員の起用が可能だ」と話した同指揮官は、クロアチア代表の特徴についても言及した。「クロアチアはボールを支配するスタイルを好む。中盤の選手は深めにポジションを取り、ボールを受ける。そして、スピードのあるウィンガーが常に裏を狙う。クロスは明らかに我々の脅威だ。それに中盤の選手たちはパスだけではなく、遠くからも得点を奪える」
そして、11日の試合でいつも通りウェストコートを着用するかと尋ねられ「選手時代にファッションへの注目を受けたことがなかったから、今は少しばかり妙な気分だ」と冗談交じりに回答した。
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