現役時代はトッテナムで活躍し、引退後は指導者として清水エスパルスや柏レイソルを率いた経歴を持つスティーブ・ペリマン氏。同氏がアンドレス・イニエスタのJリーグ挑戦について、どのような波及効果があるのか見解を示している。フランス『フランス通信社』が報じた。
ペリマン氏は「イニエスタのような名手が日本に行くことで、日本サッカー界のバリューが上がることは間違いない。それによって、他国の選手もJリーグでプレーしようとするきっかけになる」と発言。
「イニエスタはJリーグでもプロとして模範的な行動を変わらず続けるだろう。彼はそれができる男だし、日本サッカー界にとって大きなメリットになるはずだ。それは神戸の選手だけにとどまらず、他のチームにも良いインスピレーションを与えることになる」
「Jリーグにとって、イニエスタの加入は世界的な信頼性を高める移籍になった。かつては(アーセン)ヴェンゲルも日本で指導をしていたね。ヴェンゲルが完璧な指導者であることは言うまでもないだろう」
ペリマン氏は「例えばトレーニングや試合で、選手はどういった行動をすべきか、イニエスタ自身がお手本となっていい効果をもたらすはずだ。トレーニングを終えて5分後にシャワーを浴びることは一つのセオリーかもしれないが、バルセロナでどういう体調管理をしていたのか、おそらくイニエスタ自身が、神戸の同僚に身をもって教えることになるだろう。また、自身がその役割を担うこともイニエスタは望んでいるはずだ。それが日本に行く理由の一つになったと確信している」と述べている。
イニエスタのJリーグ移籍は、果たして日本のサッカー界にどのような波及効果をもたらすことになるのだろうか。かつてJリーグで指導したペリマン氏からしても、その影響力はとてつもなく大きな“利点”になると見ているようだ。
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