アヤックスは13日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の決勝トーナメント1回戦ファーストレグでレアル・マドリーに1-2で敗戦。チームを率いるエリック・テン・ハーグ監督は健闘したチームを讃えた。
試合は序盤から、互いに鋭い攻守の切り替えからチャンスを作る好ゲームに。37分にはアヤックスがCKの流れから、ニコラス・タグリアフィコが頭で押し込みネットを揺らす。しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が使用され、オフサイドの判定となりゴールが取り消しになった。
後半に入り、60分にカリム・ベンゼマが先制点を記録するも、75分にハキム・ツィエクが同点弾を奪取。引き分けで終了かと思われた終了間際の87分にマルコ・アセンシオが決勝点を決め、レアル・マドリーが2-1で勝利した。試合後、テン・ハーグ監督は敗れたものの「素晴らしいアヤックスを見せることができた」と手応えを語った。
「レアル・マドリーというワールドクラスかつ、ヨーロッパ最高のチームを相手に、素晴らしいアヤックスを見せることができた。ゲームの大部分を支配し、何度もビッグチャンスを作った。いい守備をして、ハイプレッシャーをかけ、チャンスを演出したビルドアップも素晴らしかった。アヤックスの良さを見せることができたよ」
「ひとつ挙げるとするならば、効率性を欠いたことだ。最後の精度を上げれば、あと数回は得点できただろう。そして、細部にまでこだわっていきたい。少しのミスであっても、レアル・マドリーのようなチームは見逃さない。今日はそういう試合だったね」
また、VARによってゴールが取り消されたシーンについては、以下のように語っている。
「VARについては、ゴールは取り消されてしまったが…このような大会では非常に重要になると思う。ゴールが認められなかったのは残念だがね」
「選手たちには褒め言葉しかないよ。彼らは戦術に従い、いい精神でプレーしてくれた。これは将来への自信になる。こういった試合を続けて行かなければならないね」
ホームで敗戦したアヤックス。3月4日のセカンドレグは、アウェイのサンティアゴ・ベルナベウで行われる。
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