現地時間20日、リーガ・エスパニョーラは第1節が行われ、アトレティコ・マドリーとバレンシアが対戦した。
昨シーズンの2位(アトレティコ)と4位(バレンシア)による好カード。試合前の会見でアトレティコのディエゴ・シメオネ監督は「我々ととても似たプレーをする」と評したが、どちらもカウンターを得意とするため、相手の出方を窺う静かな立ち上がりとなる。
新戦力のトマ・ルマルが果敢に仕掛け、ジエゴ・コスタも前線で存在感を発揮するアトレティコだが、バレンシアの守備を破れず、思うようにシュートで終わることができない。一方のバレンシアも、アトレティコの堅守に手を焼き、ダニエル・ヴァスがミドルレンジから狙うものの枠を捉えきれず。拮抗した展開のまま、20分過ぎにはウォーターブレイクが設けられた。
給水による中断が終わると、試合がにわかに動き出す。26分、右サイドからカットインしたアントワーヌ・グリーズマンのスルーパスに抜け出したアンヘル・コレアが、ペナルティーエリア内右から冷静にGKネトとの1対1を沈めてアトレティコが先制する。
1点をリードしたアトレティコほど、厄介なチームはいない。よりゴール前を固くしたアトレティコ相手に、追いかけるバレンシアはロドリゴが強烈なミドルシュートを放つも枠の上。アトレティコが1点をリードしたまま試合を折り返した。
後半、1点を追いかけるバレンシアが前がかりに攻めると、当然、その裏のスペースを狙ってアトレティコが追加点を窺う。52分、右サイドを抜けたコレアの折り返しが、ファーサイドでフリーとなっていたコスタの元へ。しかし、わずかにタイミングが合わず、逆サイドに流れてしまう。
すると56分、バレンシアが少ないチャンスを活かして同点に追いつく。ペナルティーエリア左で浮き球のパスを受けたヴァスがダイレクトで中央に折り返すと、頭でクリアしようとしたディエゴ・ゴディンが触れず、後ろにいたロドリゴが胸トラップから落ち着いてボレーを叩き込んだ。
63分、アトレティコはルマルに代えてビトロ、72分にはグリーズマンを下げてジェウソン・マルティンスを投入。バレンシアも67分にエセキエル・ガライに代えてムクタル・ディアカビ、サンティ・ミナに代えて古巣対決となるケヴィン・ガメイロ、さらに76分にはミチー・バチュアイも投入して勝ち越しゴールを狙う。
一進一退の拮抗した展開の中、88分にビッグチャンスを得たのはバレンシア。カウンターから、バチュアイのパスをペナルティーエリア内右で受けたヴァズのシュートは、GKヤン・オブラクが素晴らしい反応で防ぎ、ピンチをしのいだ。
終了間際には、ゴール正面やや右、約25メートルからのFKをアトレティコが獲得する。しかし、サウールのキックは枠の外。さらにラストプレーではロングパスからガメイロが抜け出す決定機がバレンシアに訪れるが、シュートはGKオブラクがストップ。試合は1-1のドローに終わった。
■リーガ第1節
バレンシア 1-1 アトレティコ・マドリー
■得点者
バレンシア:ロドリゴ(56分)
アトレティコ:コレア(26分)
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