3月4日に急逝したフィオレンティーナの主将DFダヴィデ・アストーリの死について、新たな調査結果が発表された。イタリア紙『コリエレ・デラ・セーラ』が7日、報じている。
イタリア代表DFは3日夜から4日の明け方にかけて、遠征先のウディネのホテルで就寝中、心肺停止状態に陥り、帰らぬ人となった。当初は、睡眠中に脈が遅くなり停止に至ったため、徐脈性不整脈が死因とされていた。しかし地元当局から依頼を受けた専門家による新たな調査結果では、脈が徐々に速くなる頻脈性不整脈であったことが判明している。
この見解によると、アストーリは3日の夜、心肺停止に至る前に目を覚ましており、もし部屋が相部屋だった場合、居合わせた選手が異変を知らせることができたため、命を救えたのではないかと指摘されている。
だが当日、アストーリは個室を与えられており、23時まで同僚のGKマルコ・スポルティエッロとともにテレビゲームで遊んでいたが、スポルティエッロが自室に引き上げた後、悲運に見舞われた。スポルティエッロは当時について、「いつもと変わらず心穏やかで、明るく、親切だった」と涙ながらに語っており、異変すら感じることなく訪れた主将の突然死にショックを受けていた。

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