5日に明治安田生命J1リーグ第13節が行われ、等々力陸上競技場では川崎フロンターレとFC東京が対戦。31回目の多摩川クラシコはアウェイのFC東京が2-0で制した。
東京都と川崎市の間を流れる多摩川を挟んだライバル同士が今季初の顔合わせ。序盤から火花散る激しい戦いとなった。
川崎Fは、中村憲剛や小林悠、家長昭博といった主力をベンチに温存。前節の浦和レッズ戦から中2日で臨む影響か、ターンオーバーを採用。1トップには知念慶が入り、トップ下には昨季所属した古巣との対戦となる大久保嘉人を起用した。さらに、齋藤学が加入後初スタメンを飾った。アウェイのFC東京は、現在リーグ最多得点となる19ゴールを記録。破壊力抜群の攻撃陣をけん引するディエゴ・オリヴェイラと永井謙佑がこの試合でも揃って先発。強力な2トップで大一番に臨んだ。
試合は序盤から、川崎Fは左サイドの齋藤を起点にチャンスメイクを図るが、FC東京の堅い守備を崩すことができない。一方のFC東京はオリヴェイラと永井を筆頭に前から激しいプレスをかけ続けて高い位置でボールを奪取し、攻撃へ転じていく。
すると14分、FC東京はセットプレーのチャンスを得る。川崎Fはゾーンで守ったが、太田宏介の正確なFKから、数人が裏抜けに成功し、最後は橋本拳人が合わせてアウェイのFC東京が先制ゴールを奪う。
#多摩川クラシコ は #FC東京 が先制!#太田宏介 の左足FKから #橋本拳人 が合わせた!
— DAZN ダゾーン (@DAZN_JPN) 2018年5月5日
🏆明治安田J1第13節
🆚川崎F×FC東京
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1点を追いかける展開となった川崎Fは、直後に大久保がPA手前中央から強烈なシュートを放ったが、これは惜しくも枠を外れてしまう。前線の知念にボールが収まらず、効果的な攻めを見せられないまま、1点ビハインドで前半を折り返した。
川崎Fは後半頭から、知念に代えて中村を投入。トップ下の大久保を1列前に上げた。51分にその中村のクロスから大久保がヘディングシュートを放ったが、これは惜しくも枠外に。さらに55分、その中村が強烈なミドルシュートでFC東京ゴールを強襲するが、これはGK林彰洋のスーパーセーブに阻まれた。
再三のチャンスも決めきれなかった川崎Fは68分に、FC東京に痛恨の2点目を献上してしまう。太田のFKから裏へ抜け出した森重真人が右足で押し込んで追加点。FC東京がセットプレーから2ゴールを奪取した。
#太田宏介 今日2アシスト!
— DAZN ダゾーン (@DAZN_JPN) 2018年5月5日
1点目同様、太田の左足FKから得点が生まれる。
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小林悠、長谷川竜也を投入した川崎Fは、ボールを保持し、必死の攻めを見せたが、結局最後までゴールを割ることができず。2位FC東京との直接対決を0-2で落とし、ホーム2連戦で連敗。首位のサンフレッチェ広島との勝ち点差も詰めることができなかった。対するFC東京は5試合無敗で、首位の広島との勝ち点差を暫定で5差としている。
■試合結果
川崎フロンターレ 0-2 FC東京
■得点者
川崎F:なし
FC東京:橋本拳人(14分)森重真人(68分)
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