先制ゴールのFC東京・橋本拳人「いつも以上に研ぎ澄ませて」…指揮官の期待に応える一発

FC東京のMF橋本拳人が、今季初ゴールを振り返った。

今季から背番号18を背負う24歳のMFが、待望の今季初ゴールをマークした。

5日に行われた明治安田生命J1リーグ第13節・川崎フロンターレ対FC東京は2-0でFC東京の勝利。このゲームで先制点を奪ったのが、MF橋本拳人だ。

「得点を取れるならセットプレーかなって思ってた。早くゴールが欲しかったので、前半の少ないチャンスの中、チームを助ける得点になって非常にうれしく思います」

14分だった。FC東京が右サイドの敵陣中央でFKを獲得すると、キッカーのDF太田宏介がインスイングのボールを蹴り込む。これに橋本が足先でわずかに触れ、ネットを揺らした。

橋本はそのゴールシーンを振り返り、「オフサイドかなと思ったんですけど、それで逆に力が抜けて、いい形でボールに触れた。監督から直接『セットプレー、チャンスあるからお前狙っていけ』って言われていたので、いつも以上に研ぎ澄ませて入りました」と説明。指揮官の期待に見事応えてみせた。

昨季まで石川直宏氏が付けていた背番号で戦っている橋本。観戦に来ていた石川氏とは試合後に話をしたと言い、「熱い抱擁を交わして、熱が伝わりました」と記者を笑わせる。石川氏の魂を受け継ぐ熱い男が、ここから本領を発揮していく。