間もなくプレミアリーグが幕を開ける。開幕を直前に控え、各ビッグクラブの状況を分析。まずはアーセナルからだ。
22年間チームを率いたアーセン・ヴェンゲルが退任し、ウナイ・エメリを新監督に迎えた。新生アーセナルに注目が集まる。
■昨季成績は？
2季連続でチャンピオンズリーグ出場権を逃し、FAカップでは2部リーグのノッティンガム・フォレストに敗れるなど厳しいシーズンを送ることになった。カラバオ・カップでは決勝まで進出したものの、マンチェスター・シティに打ちのめされている。
プレミアリーグ 6位 19勝6分13敗 74得点51失点 得失点23 勝ち点63
コミュニティー・シールド 優勝
FAカップ 3回戦敗退
カルバオカップ 準優勝
ヨーロッパリーグ 準決勝敗退
■今夏の移籍情報
現在のアーセナルを築き上げた指揮官の退任だけではなく、昨季限りで引退したペア・メルテザッカーをはじめ、ジャック・ウィルシャーやサンティ・カソルラといったチームを長く支えてきた選手たちが退団。そんな中、今夏は新監督の下、守備陣を中心に補強を進めた。
加入
GK
ベルント・レノ（←レヴァークーゼン）
エミリアーノ・マルティネス（←ヘタフェ）
DF
ステファン・リヒトシュタイナー（←ユヴェントス）
カール・ジェンキンソン（←バーミンガム）
ソクラティス・パパスタソプーロス（←ドルトムント）
MF
ルーカス・トレイラ（←サンプドリア）
マテオ・グエントゥジ（←ロリアン）
FW
ジョエル・キャンベル（←ベティス）
退団
DF
ペア・メルテザッカー（引退）
カラム・チャンバース（→フラム）※レンタル
MF
サンティ・カソルラ（退団）
ジャック・ウィルシャー（→ウェストハム）
■現所属メンバー
GK
ペトル・チェフ
ダビド・オスピナ
ベルント・レノ
エミリアーノ・マルティネス
DF
エクトル・ベジェリン
ソクラティス・パパスタソプーロス
ローラン・コシールニー
シュテファン・リヒトシュタイナー
ロブ・ホールディング
ナチョ・モンレアル
シュコドラン・ムスタフィ
カール・ジェンキンソン
コンスタンティノス・マヴロパノス
セアド・コラシナツ
MF
モハメド・エルネニー
ヘンリク・ムヒタリアン
アーロン・ラムジー
メスト・エジル
ルーカス・トレイラ
エインズリー・メイトランド=ナイルズ
マテオ・グエンドゥジ
グラニト・シャカ
FW
ジョエル･キャンベル
アレクサンドル・ラカゼット
ピエール＝エメリク・オーバメヤン
リース・ネルソン
アレックス・イウォビ
ダニー・ウェルベック
■注目選手
メスト・エジル
正確無比なパスでアーセナルの中盤を支える司令塔。昨季はリーグ戦4ゴール9アシストと例年に比べると少し物足りない数字に終わったものの、ドイツ代表からの引退を発表し、クラブに専念する今季の活躍に期待だ。
ピエール＝エメリク・オーバメヤン
昨シーズンは途中加入にも関わらず13試合で10ゴールを挙げ、評判通りの活躍を見せた。今季もアーセナル待望の点取り屋として圧倒的なスピードと決定力を武器にゴール量産に期待が掛かる。
アレクサンドル・ラカゼット
加入1年目となった昨季は途中で負傷離脱もありながらも14ゴールを挙げ、チーム得点王に輝いた。175cmと小柄な体格を活かした裏への抜け出しが得意なフランス代表ストライカーとオーバメヤンとの激しいポジション争いに注目したい。
ソクラティス・パパスタソプーロス
ドルトムントから加入したギリシャ代表センターバック。エメリ新監督率いる新生アーセナルの守備の要として、長年の課題であったディフェンス強化の中心を担う。
ベルント・レノ
新生アーセナルの新守護神としての期待を受け、レヴァークーゼンより加入したドイツ代表GK。指揮官の期待通り36歳のベテランGKチェフから守護神の座を奪うことが出来るだろうか。
■予想スタメン
GK
レノ
DF
モンレアル、ソクラティス、ムスタフィ、ベジェリン
MF
ジャカ、ラムジー、トレイラ、エジル、ムヒタリアン
FW
オーバメヤン
ヴェンゲル政権が終わり、新たなチームに生まれ変わった今シーズンのアーセナルから目が離せない。
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