2日の国際親善試合、スペインはホームでのスイス戦を1−1のドローで終えた。
ビジャレアルの本拠地エスタディオ・デ・ラ・セラミカで行われたこの試合。ロシア・ワールドカップ(W杯)優勝候補のスペインは、GKデ・ヘア、DFオドリオソラ、ピケ、アスピリクエタ、ジョルディ・アルバ、MFコケ、チアゴ、イニエスタ、FWイアゴ・アスパス、ジエゴ・コスタ、シルバをスタメンとして、4−3−3のシステムを採用した。
自慢のパス回しでもって、サイドからスイス守備陣を切り崩すスペインは、29分に先制点を獲得する。ペナルティーエリア内左のシルバがマイナスの浮き球を送ると、エリア手前で待ち受けていたオドリオソラが右足ボレー。グラウンダーのボールが、GKサマーの横っ飛びも空しくネットを揺らしている。
ロペテギ監督はハーフタイム、I・アスパスを下げてルーカス・バスケスを投入。さらに55分には、アタッキングサードで創造性あふれるプレーを見せていた主将イニエスタとの交代でサウールもピッチに立たせた。ロシアW杯終了後にスペイン代表を引退するイニエスタにとって、このスイス戦はスペイン国内での最後の代表戦。スペイン国民にとってこの現ヴィッセル神戸MFは、南アフリカW杯決勝で決勝点を決めた英雄だが、ピッチを去る同選手に対しては惜しみない拍手が送られていた。
スペインは62分、デ・ヘアが弾き損ねたボールをリカルド・ロドリゲスに押し込まれて、スコアをタイに戻される。ロペテギ監督はその後、D・コスタ、シルバ、オドリオソラをロドリゴ、アセンシオ、ナチョに代えたが、結局決勝点を奪うことはできず試合終了のホイッスルを迎えている。スペインはこの後、9日に親善試合アウェーでのチュニジア戦に臨んでからロシアW杯を迎え、グループステージではポルトガル、イラン、モロッコと対戦する。

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