改めて率直に言おう。第5節のホームでのユヴェントス戦で90分に決勝点を許し、チームの士気が打ち砕かれた時点で、ボデ/グリムトの決勝トーナメント進出はほぼ絶望的だと思っていた。
しかし、ケティル・クヌートセン監督が率いる、この真に魅力的なチームは、ジグナル・イドゥナ・パルクに乗り込んだボルシア・ドルトムントとの試合を2-2の引き分けに持ち込み、かすかな希望の光を見出した。とはいえ、勝ち点はわずか3のまま、残り2試合の相手がマンチェスター・シティとアトレティコ・マドリーでは、本当にかすかな希望に過ぎなかった。
しかしその後、ボデは、アスプミラ・スタジアムで国家を後ろ盾とするクラブを屈服させ、さらに信じがたいことにディエゴ・シメオネ監督とメトロポリターノの観客を沈黙させるという、まさにファンタジーなサッカーを見せたのだった。
「我々には作戦があった。全員がそれを信じて実行したし、私はサッカーの試合でこれほど大声で叫んだことはない」と、クヌートセン監督は言った。
「このチームはまったく信じられないほど素晴らしく、私は心底、誇りに思う。なんという経験だろう、とてつもなく感動している。何にも比較できない。我々はやるべきことをやった。そのことをこの上なく誇りに思う。結果はそれ自体が語るものだ」
しかし、人口がたった4万人強のノルウェーの僻地からチャンピオンズリーグのプレーオフに進出したこのチームが成し遂げた偉業は、チャンピオンズリーグ史上、間違いなく最も輝かしいもののひとつに数えられるだろう。疑う余地はない。ボデ/グリムトは正真正銘、サッカー界のおとぎ話だ。