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Champions League league phase W+Ls GFXGetty/GOAL

チャンピオンズリーグ・リーグフェーズの勝者と敗者:完璧なアーセナル、ボデ/グリムトの奇跡、期待外れのレアル・マドリーとPSG

同じくビルバオでも終了間際にドラマが起こり、スポルティングCPが94分に得点して、ベスト16の最後の椅子に滑り込んだ。ボデ/グリムトはメトロポリターノでアトレティコ・マドリーに対し劇的な番狂わせを起こし、クラブ・ブルッヘはマルセイユを敗退させた。さらに、カラバフはリヴァプールに大敗したもののプレーオフ進出を決め、リヴァプールの最終順位は3位となった。

バルセロナ、チェルシー、マンチェスター・シティなどの強豪はストレートインで決勝トーナメント進出を決め、アーセナルは、控え選手が中心だが強力なメンバーで最下位のカイラトを下し、8戦全勝で首位が確定した。

それでは、4カ月・144試合に及んだリーグフェーズの勝者と敗者は誰だったのか? GOALが以下で徹底的に分析してみよう…

  • Arsenal FC v FC Bayern München - UEFA Champions League 2025/26 League Phase MD5Getty Images Sport

    勝者:アーセナル

    リヴァプールが痛感しているように、リーグフェーズで首位だったからと言って、簡単に決勝へ勝ち進めるものではない。昨シーズンのラウンド16でパリ・サンジェルマンと対戦したレッズの結果はご存じのとおりだ。しかしながら、今回のアーセナルは非常に喜んでいるはずである。なんと言っても勝率100%なのだから。

    何よりもまず、プレーオフを回避しただけでも、四冠を目指すミケル・アルテタ監督のチームは2試合少なく戦うことになった。第二に、リヴァプールと異なり、アーセナルの決勝トーナメントの1回戦で予想される対戦相手はボルシア・ドルトムント、レヴァークーゼン、アタランタ、オリンピアコスで、優勝候補ではない。

    第三にして最も重要なことは、今シーズンのチャンピオンズリーグでは小さいが重要なルール変更があり、上位2チームは、ノックアウトステージのどの試合でも必ず2戦目をホームで戦えることだ。もし延長戦やPK戦にでもなればアドバンテージとなるのは間違いない。

    確かに、アーセナルは日曜にプレミアリーグのライバルであるマンチェスター・ユナイテッドに敗れ、今シーズン初めてエミレーツ・スタジアムで黒星を喫した。チームのメンタル面やセットプレーへの依存度に対する懸念も続いている。しかしながら、CLのリーグフェーズが示したとおり、この北部ロンドンのチームは現在、世界最強の戦力を擁している上に、今シーズンの決勝トーナメントは第1シードが決勝に進出しやすい絶好の条件が整っている。トロフィーを一度も掲げたことのないチームにとって、まさに好材料と言えるだろう。

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  • FBL-EUR-C1-ATHLETIC BILBAO-SPORTINGAFP

    勝者:スポルティングCP

    先週、パリ・サンジェルマン相手に大番狂わせを起こしたスポルティングCPのルイ・ボルジェス監督は、「このチームと選手たちを表現する言葉が見つからない。彼らはこの勝利にふさわしいし、クラブの歴史に名を残すに足る選手たちだ」と、語った。

    それまでには懸念があったとしても、もはやそれは完全に払拭された。ポルトガルのチームは、リスボンでディフェンディング・チャンピオンを撃破するという驚異的な勝利に続き、ビルバオでアスレティック・クラブを破り、直接のベスト16進出を決めたのである。

    ボルジェス監督が公言していたとおり、当初の目標はプレーオフ進出だった。しかし、スポルティングは決して諦めない精神を発揮して、PSG戦と同じくビルバオでも試合終了間際に決勝点を挙げ、「世界トップクラスのチームと肩を並べる」8位以内入りを果たしたのである。

    ボルジェス監督はこうも言った。「この舞台に立つことはクラブにとって大きな誇りであるだけでなく、ポルトガルという国にとっても誇りである」。

  • FBL-EUR-C1-VILLARREAL-AJAXAFP

    敗者:ビジャレアル

    リーグフェーズの最終節を前に、4チームの敗退が決まっていた。カイラト、フランクフルト、スラヴィア・プラハ、そしてビジャレアルである。とりわけビジャレアルの敗退はこの上ない驚きだった。なぜなら「イエローサブマリン」ことビジャレアルは今シーズンのラ・リーガで好調を維持しており、マルセリーノ監督のチームは現在4位、それも1試合少ないにもかかわらず3位のアトレティコ・マドリーとの勝ち点差が3しかないのである。

    ところが、ビジャレアルは国内リーグでは素晴らしいパフォーマンスを見せているのに、ヨーロッパの大会ではそれを再現できなかった。その結果、選手たちは、グラウンドホッグデーにまだ春ではないと巣穴に戻ってしまうグラウンドホッグのように、閉じこもったままで終わってしまったのだった。

    「UEFAチャンピオンズリーグが始まってからずっと言っていることだが」と、先週、ホームでアヤックスに1-2で敗れ決勝トーナメント進出の望みが絶たれた後、MFサンティ・コメサーニャは言った。「負けに値する内容ではなかったのに、それでもまた負けてしまった。チャンスはあったのに決めきれず、敵にわずかなチャンスを決められて負けた。本当に厳しい。チャンピオンズリーグをこんな順位で終えるとは思っていなかった」。

    しかしマルセリーノ監督は、恥ずかしながら早々に敗退したことを、選手たちが嘆く資格はないと正しく指摘した。「この大会ではピッチの両端で決定的な仕事をする力を持たなければならない」。ビジャレアルはそのどちらも欠いていた。だからこそスペイン屈指の強豪のひとつが、1月末を待たずしてヨーロッパの舞台から姿を消すことになったのである。

  • Qarabag FK v Eintracht Frankfurt - UEFA Champions League 2025/26 League Phase MD7Getty Images Sport

    勝者:カラバフ

    告白しよう。リーグフェーズが始まる前、我々はカラバフをこの大会で最も弱いチームだと思っていた。昨シーズンのヨーロッパリーグで最下位だったチームが、ヨーロッパのエリートたちと互角に戦えるなどと誰が考えるだろう。とは言え、滅多にないことだが、我々は自分たちの誤りを非常に嬉しく思っている。

    常識を覆すカラバフの戦いは最初から最後まで完全に現実を超越していた。グルバン・グルバノフ監督のチームは第1節でエスタディオ・ダ・ルスでベンフィカを撃破し、水曜の夜のアンフィールドではリヴァプールに0-6で敗れたものの、プレーオフ進出を決めたのである。

    マージーサイドで大敗を喫したからと言って、彼らの功績が損なわれることはない。グルバノフ監督が言ったとおり、カラバフは決勝トーナメント進出に値するチームだった。「リーグフェーズの8試合すべてを振り返って、我々は数多くの困難を乗り越えてきた」と、監督は言った。

    その最たる例は、第7節のフランクフルト戦での劇的な逆転勝利である。アゼルバイジャンのチームは残り10分の段階で2-1とリードされていたが、終了間際に決勝点を挙げて逆転勝ちした。バクーのスタジアムでは狂喜乱舞で勝利が祝われ、グルバノフ監督や数名の選手たちは涙を流した。

    現代サッカーではエリートチームが圧倒的優位に立っていると言われるが、この試合こそ、スポーツが予測不可能であることを痛感させる最も歓迎すべき事例である。

  • FBL-EUR-C1-PSG-NEWCASTLEAFP

    敗者:パリ・サンジェルマン

    昨シーズンのパリ・サンジェルマンがチャンピオンズリーグに優勝したのはプレーオフを勝ち抜いた末のことであるため、ヴィティーニャは今シーズンも決勝トーナメントのベスト16に直接入らなかったことに対して動揺していなかった。

    「それほど深く考える必要はない」と、水曜のニューカッスル戦を1-1で引き分けた後、ヴィティーニャは言った。「去年も同じ問題があったが、その後、どういうわけか状況が変わって、ボールがゴールに入るようになった」。

    もっとも、この言葉は状況を完全に正確に表現しているわけではない。昨シーズンのPSGは、リーグフェーズが終わる前にすでに調子が上向きになっていた。実際、PSGは、士気を大きく高めたマンチェスター・シティ戦での勝利を含む3連勝で、リーグフェーズでの脱落の危機を回避し、意気揚々とプレーオフに臨んだのである。

    それに比べて今回のPSGの調子は非常に心配だ。最後の3試合で1勝もできず、トップ8入りを逃してしまった。ルイス・エンリケ監督という優れた監督が率いる若き選手たちは素晴らしいが、今シーズンはリーグ・アンでも苦戦を強いられており、大幅な改善が必要である。

  • FBL-EUR-C1-BENFICA-REAL MADRIDAFP

    勝者:スペシャル・ワン

    11月5日、リーグフェーズの折り返し地点で、ベンフィカは4試合で勝ち点0であり、順位表の下から2番目にいた。ジョゼ・モウリーニョ監督のチームは決勝トーナメント進出の可能性を完全に失ったと指摘されたが、監督はそんなことはないと言いきった。

    「誰がなんと言っても、我々はまだ敗退していない」と、モウリーニョ監督はレヴァークーゼンにホームで惜敗した後言った。「たとえ、すべての人が敗退したと叫びだしたとしても、私は決してそうは思わない。必ず突破できるとは言えないが、今の時点で終わりを認めるつもりはない。チームの調子は上向きだ。我々が戦えないと確信させる要素は何もない。残りの試合で勝ち点12が得られる以上、可能性は残っている」。

    彼の言葉は正しかった! ベンフィカは残り4試合で3勝を挙げ、見事に決勝トーナメント進出を決めたのである。レアル・マドリー戦ではGKのアナトリー・トルビンが終了間際にヘディングで決勝点を決めるなどして、4-2の勝利を収めた。この勝利によりベンフィカは得失点差で順位を上げ、24位となった。

    モウリーニョ監督にとって古巣相手のこの勝利は格別な満足感をもたらした。同時に、8月にリーグフェーズ進出を失敗してフェネルバフチェから解任された監督にとっては、驚異的な復活劇でもあった。今や彼はベンフィカと共にプレーオフへ進む。やはりスペシャル・ワンの手腕は健在だった!

  • SSC Napoli v Chelsea FC - UEFA Champions League 2025/26 League Phase MD8Getty Images Sport

    敗者:アントニオ・コンテ

    アントニオ・コンテ監督は、負傷者続出のナポリがチェルシーに2-3で敗れ、決勝トーナメント進出の望みが絶たれた試合でのチームの戦いぶりに誇りを感じていた。

    「13人もの選手が欠場する中でも、我々は勇敢で攻撃的だった」と、コンテ監督は『スカイスポーツ』で語った。「これこそ、昨シーズンのスクデット制覇と(12月の)スーペルコッパ制覇を可能にした原動力だ。我々にとって、進むべき道はこれだ。ケガ人が復帰すれば、さらに向上できると確信している」。

    しかし、コンテ監督の過酷な戦術スタイルの持続可能性に再び疑問が呈されているのは当然だろう。彼が世界最高の指揮官のひとりであることは間違いない。実際、危機的状況にあるクラブが招くべき人物としてこれ以上の存在はいないだろう。なぜなら彼には、苦境にあったチームを就任初年度で即座に優勝に導いた実績が3度もある(ユヴェントス、チェルシー、ナポリ)。しかし、彼のチームは、ヨーロッパの大会に出ると崩壊してしまうことがあまりにも多すぎる。

    コンテ監督はこれまでに6度チャンピオンズリーグを経験。そのうち3回は決勝トーナメント進出前に敗退し、準々決勝まで進んだのはわずか1回だけである。

    したがって、今回の恥ずべき早期敗退には酌むべき事情があったかもしれないにせよ、イタリア王者であるチームが退場者を出して10人となったコペンハーゲン相手に1-0のリードを守り切れずに敗退したという事実は、コンテ監督とその指導法に対する評価を著しく損なうものであろう。

  • Liverpool FC v Qarabag FK - UEFA Champions League 2025/26 League Phase MD8Getty Images Sport

    勝者:批判にさらされているプレミアリーグの監督たち

    チャンピオンズリーグがなかったらアルネ・スロット監督とトーマス・フランク監督はどうなっていたか? おそらく新たな職を探していたことだろう。

    リヴァプールでの初めてシーズンにプレミアリーグ優勝を果たしたにもかかわらず、スロット監督はイングランドサッカー史上最悪と言っていいようなタイトル防衛戦において多大なプレッシャーにさらされている。フランク監督の方もクラブのサポーターからの信頼が非常に低く、現在トッテナムはプレミアリーグで14位であるため、解任を求める声が絶えることはない。

    しかしながら、ヨーロッパでの戦いは、両監督にとって国内リーグでの苦境から一時的に解放される場となった。守備陣の負傷者続出にもかかわらず、スロット監督のリヴァプールはリーグフェーズを3位で通過。フランク監督のスパーズはわずか勝ち点差1の4位で、MFアーチー・グレイが認めたように、「ヨーロッパでは別のチームのようだ」と評されるパフォーマンスを見せた。

    その結果、ベスト16のラウンドが始まる時点では、両監督が現職にとどまっている可能性は十分にある。先週の土曜でさえ、そんな予測はできなかったというのに。

  • SL Benfica v Real Madrid C.F. - UEFA Champions League 2025/26 League Phase MD8Getty Images Sport

    敗者:レアル・マドリー

    ジョゼ・モウリーニョ監督は、ベンフィカの運命を決めるレアル・マドリーとの大事な一戦を控えた前日、アルバロ・アルベロア監督への愛情を惜しみなく示した。つての教え子を「私の息子」と呼び、「これまで監督をした中で最高の選手のひとりだった」と称賛したのだ。もっとも、モウリーニョ監督が「経歴のない監督、実績のない指導者」が「世界で最も重要なクラブを指揮する機会」を与えられる現状に驚きを表明した際、その言葉はアルベロア監督を念頭に置いているように思われていた。

    もちろん、レアル・マドリーがシャビ・アロンソの後任としてリザーブチームの監督を起用した決定は、全く驚くべきことではない。予想されていたことだった。とは言え、アルベロア監督がジネディーヌ・ジダンではないことは明らかだ。その事実はすでに証明済みで、アルベロア監督が指揮するレアル・マドリーはコパ・デル・レイで屈辱的な敗退を喫し、さらにエスタディオ・ダ・ルスで、モウリーニョ監督率いるベンフィカを相手に規律を欠いたプレーで2-4の敗北を喫し、チャンピオンズリーグのベスト16入りを逃したのである。

    アルベロア監督自身も認めたように、その夜、彼のチームは「完全に圧倒されていた」。アルベロア監督は「ひとつだけと言いたいところだが、多くの面で劣っていた」と認め、「我々は本来あるべき姿から程遠く、改善すべき点は山ほどある」と語った。

    もちろんレアル・マドリーは、チャンピオンズリーグの決勝トーナメントで肝心な時に突然調子を上げる名手である。しかし現状では、アルベロア監督のチームがプレーオフを突破するとは到底思えない。まして再びモウリーニョ監督と対戦することになれば、なおさらだ。

  • Real Madrid C.F. v AS Monaco - UEFA Champions League 2025/26 League Phase MD7Getty Images Sport

    勝者:キリアン・エンバペ

    レアル・マドリーは現在多くの問題を抱えているが、キリアン・エンバペはそのひとつではない。むしろ、このフランス代表FWが絶好調であることこそが、ロス・ブランコスに、再びチャンピオンズリーグの有力な挑戦者としての地位を取り戻す可能性があることを示す唯一の理由なのだ。

    機能不全に陥ったチームでプレーしているにもかかわらず、エンバペのパフォーマンスは最高の状態にある。かつてないほどの安定感と決定力を兼ね備えているのだ。ベンフィカがレアル・マドリーに勝利した後、モウリーニョ監督はこう言った。「エンバペは2度しかないチャンスを2度とも得点した!」

    リスボンでの2得点で、エンバペの大会通算得点は13となった。これはいくつかの理由から考えて、全く常軌を逸した数字である。第一に、エンバペはリーグフェーズで7試合しか出場していない。ホームでのマンチェスター・シティ戦は体調不良で欠場した。第二に、この27歳は今や、大会通算最多得点記録にあと4点まで迫っているのである。

    つまり、レアル・マドリーの決勝トーナメント進出すら危ぶまれる状況においても、エンバペにはそうなる前にさらなる歴史を刻む可能性があるのだ。

  • FBL-EUR-C1-BRUGGE-MARSEILLEAFP

    敗者:ロベルト・デ・ゼルビ

    もし98分にベンフィカのGKが決勝点を挙げなければ、マルセイユはプレーオフ進出を果たしていた。この異常な状況に、フランスのチームは不運を嘆きたくもなるだろう。しかしロベルト・デ・ゼルビ監督は、クラブ・ブルッヘに0-3で惨敗した後、自らのチームは勝ち上がるに値すると主張しようともしなかった。

    「今日は良いプレーができなかった。敗戦は当然の結果だ」と言った。「失望しているが、現実を受け入れなければならない」。現実とは、マルセイユが今シーズンの戦いを台無しにしたということだ。

    デ・ゼルビ監督は、最初の4試合で3敗を喫した要因として審判の判定を指摘していた(少なくともベルナベウでは確かに疑わしい判定の被害者だった)。しかし今や、ある試合ではニューカッスルを破りながら、別の試合ではリヴァプール相手に消えてしまうという、分裂症的なチームを率いていることを受け入れている。

    「なぜマルセイユが常にこうしたジェットコースターのような浮き沈みを経験するのか、理解したい」と、今月初め、ホームでナントに敗れた、特に悔しい試合の後でデ・ゼルビ監督は語った。「監督として12シーズン目を迎えるが、今は監督というより心理学者でなければならないようだ」。

    もともと監督が彼の天職ではないことを考えると、サッカー界で最も混沌としたクラブのひとつに秩序をもたらすのに、彼が本当に適任なのか疑問に思わざるを得ない。

  • Eintracht Frankfurt v Tottenham Hotspur - UEFA Champions League 2025/26 League Phase MD8Getty Images Sport

    勝者:プレミアリーグ

    イングランドは今シーズンのチャンピオンズリーグに前代未聞の6チームを送り込んだ。そのうち5チームが上位8位以内に入った。アーセナル(1位)、リヴァプール(3位)、トッテナム(4位)、マンチェスター・シティ(8位)である。残りひとつのニューカッスル・ユナイテッド(11位)はプレーオフのシード権を獲得したため、ベスト16にプレミアリーグの6チームが残る可能性は十分にある。

    だからと言って、このうちのどれかが優勝すると約束されているわけではないが、これまでのチャンピオンズリーグで、これほどまでにひとつの国が支配したことはなかった。

    「ここ数年、誰もが世界最高のリーグはプレミアリーグだと言っていた」と、水曜の夜、トッテナムのトーマス・フランク監督は言った。「今回の結果もそれを裏付ける証拠となるだろう」。

    確かにもはや疑いの余地はない。プレミアリーグこそがスーパーリーグなのだ。その財政力を考えれば、他国がこれに対抗する手段はほとんどない。

  • 勝者:ボデ/グリムト

    改めて率直に言おう。第5節のホームでのユヴェントス戦で90分に決勝点を許し、チームの士気が打ち砕かれた時点で、ボデ/グリムトの決勝トーナメント進出はほぼ絶望的だと思っていた。

    しかし、ケティル・クヌートセン監督が率いる、この真に魅力的なチームは、ジグナル・イドゥナ・パルクに乗り込んだボルシア・ドルトムントとの試合を2-2の引き分けに持ち込み、かすかな希望の光を見出した。とはいえ、勝ち点はわずか3のまま、残り2試合の相手がマンチェスター・シティとアトレティコ・マドリーでは、本当にかすかな希望に過ぎなかった。

    しかしその後、ボデは、アスプミラ・スタジアムで国家を後ろ盾とするクラブを屈服させ、さらに信じがたいことにディエゴ・シメオネ監督とメトロポリターノの観客を沈黙させるという、まさにファンタジーなサッカーを見せたのだった。

    「我々には作戦があった。全員がそれを信じて実行したし、私はサッカーの試合でこれほど大声で叫んだことはない」と、クヌートセン監督は言った。

    「このチームはまったく信じられないほど素晴らしく、私は心底、誇りに思う。なんという経験だろう、とてつもなく感動している。何にも比較できない。我々はやるべきことをやった。そのことをこの上なく誇りに思う。結果はそれ自体が語るものだ」

    しかし、人口がたった4万人強のノルウェーの僻地からチャンピオンズリーグのプレーオフに進出したこのチームが成し遂げた偉業は、チャンピオンズリーグ史上、間違いなく最も輝かしいもののひとつに数えられるだろう。疑う余地はない。ボデ/グリムトは正真正銘、サッカー界のおとぎ話だ。

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