Mbappe Donnarumma Pulisic NXGN GFXGetty/Goal

NxGn:ムバッペ、プリシッチ、ドンナルンマら2017年のワンダーキッドは今?

2016年に『NxGn(ネクスト・ジェネレーション)』がスタートされて以来、『Goal』では毎年優れた若手選手50人を表彰してきた。

10代で才能を認められた選手の中には、すでに有名になった選手もいるが、まだその可能性を実現していない選手もいる。

2017年のスターたちの現在の姿を見ていこう。また、過去のリストは以下から確認できる。

Full NxGn Lists
NxGn 2017
NxGn 2018
NxGn 2019
NxGn 2020
  • NxGn 2017 Timothy Fosu-MensahGetty Images

    10ティモシー・フォス=メンサー|マンチェスター・ユナイテッド

    当時:かの有名なアヤックス・アカデミー出身の多才なDF。2015-16シーズンの後半、当時のルイ・ファン・ハール監督の下で出場機会を獲得して注目の的に。指揮官がジョゼ・モウリーニョに変わってからは成長スピードはややスローダウンしたが、2016年10月に契約を更新している。

    現在:オランダ代表にも選出されたフォス=メンサーは、クリスタル・パレスとフラムにレンタル移籍でプレーした後、2021年1月に破格の金額でレヴァークーゼンに加入。現在は3月上旬に負った前十字靭帯のケガからの復帰を目指している。

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  • NxGn 2017 Martin OdegaardGetty Images

    9マルティン・ウーデゴール|レアル・マドリー

    当時:16歳の誕生日の前にノルウェーのフル代表に史上最年少で選ばれ、最年少で試合に出場し、最年少で得点をあげたウーデゴール。2015年1月、数々のヨーロッパのビッククラブとの競争に勝ったレアル・マドリーと契約すると、主にリザーブチームのカスティージャでプレーしていたが、さらなる経験を積むべく、ヘーレンフェーンにレンタル移籍した。

    現在:翌年エールディヴィジに戻ってフィテッセに加入した後、レアル・ソシエダに2年間の予定でレンタル移籍し、その最初の年に目覚ましい活躍を披露。ジネディーヌ・ジダン監督によって1年早く呼び戻されたが、出場機会に恵まれず。1月にアーセナルへレンタル移籍することとなった。そこでは輝きを再び取り戻している。

  • NxGn 2017 Felix PasslackGetty Images

    8フェリックス・パスラック|ドルトムント

    当時:マルチな才能がフィリップ・ラームを彷彿とさせるパスラックは、2015-16シーズン末にドルトムントのトップチームに抜擢され、当時のトーマス・トゥヘル監督に起用され続けていた。

    現在:2017年末にはドルトムントから離れ、ホッフェンハイム、ノリッジ、フォルトゥナ・シッタートと数々のクラブへのレンタルを経験。今シーズンはドルトムントに戻ったが、出場機会には恵まれない日々が続いている。

  • NxGn 2017 Malang SarrGetty Images

    7マラング・サール|ニース

    当時:バルセロナ、アーセナル、ミランが興味を持つと報道されたセンターバック。強靭なフィジカルと巧みなボール技術から、サミュエル・ウムティティと比較されていた。

    現在:ニースで100試合以上に出場した後、2020年の夏にフリーでチェルシーに加入。現在はポルトにレンタル移籍している。

  • NxGn 2017 Manuel LocatelliGetty Images

    6マヌエル・ロカテッリ|ミラン

    当時:ファンからは「アンドレア・ピルロにそっくり」ともてはやされた才能。今後数年間で、ミランの大黒柱になると言われるほどの活躍を見せていた。

    現在:徐々にミランでレギュラーから外れていき、2018年にサッスオーロへレンタル移籍。1年後には完全移籍が成立した。するとその才能を遺憾なく発揮し、躍進著しいチームの中心に。2020年8月には、ついにアッズーリ(イタリア代表の愛称)にも選出された。そのプレーぶりには、マンチェスター・シティやユヴェントスが注目すると報じられている。

  • NxGn 2017 Alexander IsakGetty Images

    5アレクサンデル・イサク|ドルトムント

    当時:スウェーデン代表史上最年少で得点を挙げたイサクは、レアル・マドリーとの競争を制したドルトムントと契約。同郷のレジェンド、ズラタン・イブラヒモヴィッチと比較され続けていた。

    現在:ブンデスリーガでは結果を残せず、2019年初めにヴィレムIIへレンタル移籍。そこで結果を残した後、レアル・ソシエダへと加入。スペインの名門クラブで、着実に世界屈指のストライカーへの道を歩んでいる。

  • NxGn 2017 Alban LafontGetty Images

    4アルバン・ラフォン|トゥールーズ

    当時:わずか16歳でトゥールーズでトップチームデビュー。リーグ・アン史上最年少GKとなった。フランス代表における未来の守護神として大注目を集めていた。

    現在:2018年夏にフィオレンティーナへ移籍したが、スタメンの座を失い、現在はナントへの2年目のレンタル移籍中である。未だ母国のフル代表には出場されていない。

  • NxGn 2017 Christian PulisicGetty Images

    3クリスチャン・プリシッチ|ドルトムント

    当時:アメリカ男子代表史上最年少で得点をあげたプリシッチ。2016年初めにドルトムントのトップチームに抜擢され、注目の的となった。

    現在:アメリカ男子代表の文句なしの顔となったプリシッチは、ドルトムントでの序列がやや下がったことを受け、2019年にチェルシーへ5800万ポンド(約88億円)で完全移籍を果たす。プレミアリーグでは出場すればその才能を感じさせるものの、ケガが相次いだために試合出場時間は限定されたものになっている。

  • NxGn 2017 Kylian MbappeGetty Images

    2キリアン・ムバッペ|モナコ

    当時:偉大なるレジェンド、ティエリ・アンリの記録を更新し、モナコ史上最年少選手となったムバッペ。チャンピオンズリーグでの輝かしいパフォーマンスやリーグ・アンで最年少でハットトリックを達成したことにより、2017年上半期にその名を聞かない日はない存在となった。

    現在:2017年にモナコをリーグ・アン優勝とチャンピオンズリーグ準決勝進出に導いた後、史上2位の移籍金となる1億8000万ユーロ(約234億円)でパリ・サンジェルマンへ加入(1年目はレンタル)。すでにPSG歴代得点ランキングでトップ10に入っており、フランス代表としても2018年のワールドカップ決勝で優勝に導くゴールを奪って見せた。すでに世界屈指のプレイヤーとなった男は、バロンドールへの道をその驚異的なスピードで駆け抜けている。

  • NxGn 2017 Gianluigi DonnarummaGetty Images

    1ジャンルイジ・ドンナルンマ|ACミラン

    当時:この“真の神童”は、16歳でミランのトップチームに抜擢されると、年齢に見合わぬ圧巻のパフォーマンスでゴールを守ってみせた。トップチームでの最初の18カ月で、イタリア代表ジャンルイジ・ブッフォンの正当な後継者となるだろうことを充分に証明している。

    現在:サン・シーロを離れると絶えず噂される中、ドンナルンマはロッソネリで最もコンスタントにプレーし、安定的な活躍を見せ続けている。22歳にしてセリエAの出場試合数は「200」を超えた。ロベルト・マンチーニ率いるイタリア代表でも不動のNo.1である。