Getty/GoalNxGn:久保建英やグリーンウッドら2020年最高の若手選手の今
Getty Images10ライアン・グラフェンベルフ|アヤックス
当時:2018年9月、アヤックスで史上最年少プレーヤーとなったグラフェンベルフは、17歳でエリック・テン・ハーグ監督率いるトップチームのレギュラーとなり、ポール・ポグバと比較されるまでになっていた。
現在:グラフェンベルフは多くの経験を積んで成長を続けているところだ。今シーズンの活躍により、オランダ代表にも招集され、今夏はEURO出場も期待される。
Getty9久保建英|レアル・マドリー
当時:2016年、FIFAの移籍規約違反でバルセロナを去らなければならなかった久保は、母国日本で数々のJリーグ記録を更新した後、2019年の夏、スペインに戻りレアル・マドリーに加入した。ラ・リーガ最初のシーズンはマジョルカにレンタル移籍して一定の活躍を見せた。
現在:今シーズンも久保はレンタルに出されているが、うまくはいっていない。ビジャレアルには6カ月しかおらず、1月に加入したヘタフェでも今のところベストとは言いがたい状態にある。
Getty8モハメッド・イハッタレン|PSV
当時:ヨーロッパの10代選手の中で最高にクリエイティブな若手MFの一人であったイハッタレンは、PSVでコンスタントに活躍していた。
現在:その後オランダのフル代表に招集されたものの、2020-21シーズン中にロジャー・シュミット監督と何度か衝突。PSVでの日々は終わりが近づきつつあるようだ。
Getty Images7イ・カンイン|バレンシア
当時:18歳で2019年のU20ワールドカップのゴールデン・ボール賞を獲得した韓国代表のイ・カンインは、バレンシアのトップチームで定位置を確保していた。
現在:2019-20シーズンに激しい争奪戦があった後、イ・カンインはバレンシア再建の中心選手に。前線からチームをリードするようになりつつある。
Getty Images6ガブリエウ・マルティネッリ|アーセナル
当時:2019年の夏、ブラジルの4部リーグから引き抜かれたマルティネッリは、アーセナルで素晴らしいスタートを切り、1998-99シーズンのニコラ・アネルカ以来初となる、アーセナルで1シーズンに2桁得点を挙げた10代選手となった。
現在:19歳で大きなケガを負い、2020-21シーズンの上半期をまるまる棒にふったが、年末以降、ミケル・アルテタ監督の構想内に戻れるよう、奮闘しているところである。
Getty5エドゥアルド・カマヴィンガ|レンヌ
当時:2019年8月、当時16歳のカマヴィンガはパリ・サンジェルマン相手に圧倒的なパフォーマンスを見せ、そのハイライト映像が拡散されて一夜にしてスターとなった。たちまちヨーロッパのトップクラブ、特にレアル・マドリーから注目をされるようになり、リーグ・アンのスター選手の一人となった。
現在:ここ数週間不調はあったものの、カマヴィンガは全世界で指折りの才能ある10代選手の一人であり続けている。フル代表デビューを果たした翌月には1世紀以上前の最年少得点者に次ぐ、フランス代表で2番目に若いスコアラーとなった。
Instagram.com/reinier.jesus4ヘイニエル|レアル・マドリー
当時:2020年1月、レアル・マドリーは、フラメンゴのゲームメーカーでカカ2世と呼ばれていたヘイニエルと3,500万ユーロ(約45億円)で契約。10代でマドリーへと加わったことで大きな注目を集めた。
現在:ヘイニエルは2020-21シーズン、ボルシア・ドルトムントへ2年間のレンタル移籍に出された。しかし、6カ月が経った現在、ブンデスリーガでインパクトのある活躍ができていない。スペインに戻ることも取り沙汰されていたが、19歳のヘイニエルはここ数カ月で成長の兆しを見せており、2月にはプロ初ゴールを挙げた。
Getty Images3メイソン・グリーンウッド|マンチェスター・ユナイテッド
当時:ユース時代のほとんどをマンチェスター・ユナイテッドのキャリントンにある練習場界隈で静かに過ごしていたグリーンウッド。その後、プレミアリーグのピッチに立ち始め、クラブ史上最年少でヨーロッパリーグでの得点を記録した。
現在:グリーンウッドは2019-20シーズンを有終の美で終え、9月に初めてイングランド代表に選ばれた。今季はそれに見合うパフォーマンスを見せているとは言いがたいが、オールド・トラッフォードではオーレ・グンナー・スールシャール監督の攻撃陣における主要メンバーであり続けている。
Getty Images2アンス・ファティ|バルセロナ
当時:レアル・マドリーとの獲得競争に勝ってファティと契約したバルセロナは、クラブのBチームでプレーすることのないまま、2019年の夏にファティをトップチームへ昇格させるという前代未聞の決断を下した。ファティはその期待に応え、いくつもの得点記録を更新。同年12月にはチャンピオンズリーグで得点した史上最年少選手となった。
現在:2019-20シーズンの終わり頃には調子を落としていたが、今シーズンの開幕時にはベストコンディションを取り戻し、その活躍で初めてスペイン代表に招集された。1カ月後、スペイン代表として最年少得点選手となり、11月に膝をケガすることさえなければ18歳のファティはもっと多くの記録を更新していたことだろう。
Getty1ロドリゴ|レアル・マドリー
当時:2017年に16歳でデビューしたロドリゴは、18カ月後に4500万ユーロ(約58億円)でレアル・マドリーへと加入した。ブランコスでのデビューから93秒後にゴールを決めると、チャンピオンズリーグでの初先発で完璧なハットトリックを決めた。さらに、ブラジル代表にもすでに2度も選ばれていた。
現在:サンティアゴ・ベルナベウで早々に素晴らしいゴールを記録したときの調子を維持することはできないでいるが、スペインでプレーする若いアタッカーの中で屈指の選手であり続けている。ジネディーヌ・ジダン監督は、20歳のロドリゴをラ・リーガやチャンピオンズリーグといった大舞台で起用することに全く恐れを抱いていない。