NXGN wonderkids Premier League 2025-26 GFX 16:9Getty/GOAL

ダウマン、ングモハ、エステヴァン…2025-26シーズンのプレミアリーグでブレイクしそうなNXGNの若手有望選手20人

プレミアリーグの新シーズンが始まった。2025-26シーズンには期待すべきことが山ほどある。タイトル争いの激化、トップ4争いの混戦、そして降格争いの緊張感——今シーズンは、どこを見ても物語に満ちている。

プレミアリーグの最も興味深い物語のひとつは、若手の台頭だ。今はまだ経験不足でも、今後20年間イングランドのトップリーグで活躍するだろう選手たちが、最高の選手たちと肩を並べる姿が見られるからである。例えば、昨年の今頃は、アーセナルのファン以外でマイルズ・ルイス=スケリーの名前を知っていた人はほとんどいなかった。ところが今年3月には、イングランド代表で先発出場し、得点を挙げるまでになったのである。

では、今シーズン、ルイス=スケリーやイーサン・ヌワネリ、ニコ・オライリーに相当する選手は誰だろうか? 世界最高の10代を網羅したNXGNの知識を基に、2006年以降に生まれ、プレミアリーグでの出場時間が500分未満の選手の中から、来年5月まで注目すべき選手をピックアップしてみよう…

  • Birmingham City v Nottingham Forest  - Pre-Season FriendlyGetty Images Sport

    ザック・アボット(ノッティンガム・フォレスト)

    シニアデビューからわずか2試合目だった4月、ザック・アボットは控えめに言っても途轍もない難所に放り出された。当時18歳だった彼は、ノッティンガム・フォレストのFAカップ準決勝、マンチェスター・シティ戦の先発に起用されたのである。プレミアリーグでのプレー経験がまったくなかったにもかかわらず、アボットは負傷したオラ・アイナに代わって右サイドバックのポジションを任された。試合には負けたが、この若者に恥じるようなプレーはまったくなかった。

    アボットが本来センターバックであることも、その日のウェンブリーで彼が素晴らしいパフォーマンスを見せた理由のひとつだろう。この19歳の選手の将来の可能性に、シティ・グラウンドは興奮のるつぼとなっている。7月に契約を更新したアボットは、これから数カ月以内に待望のトップリーグデビューを果たすだろう。

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  • Blackburn Rovers v Everton - Pre-Season FriendlyGetty Images Sport

    ハリソン・アームストロング(エヴァートン)

    昨シーズン、エヴァートンを降格から救ったデイヴィッド・モイーズ監督は、チームの再建を始めており、新加入の選手たちとともに、地元育ちの才能ある選手たちにも活躍の場を与えることを目指している。現在、ヒル・ディキンソン・スタジアムでトップチーム入りを果たす可能性が最も高いアカデミー出身選手は、昨シーズン、チャンピオンシップのダービー・カウンティにレンタル移籍され、絶賛されたMFハリソン・アームストロングである。

    ダービー・カウンティは移籍期間の終了前にアームストロングを再びレンタルで獲得したいと思っているが、エヴァートンはプレシーズンで調子がよかったこともあり、2024年8月にプレミアリーグでのデビューを果たしたこの18歳の選手を、完全にトップチームに組み込むことを検討しているかもしれない。

  • Adam Aznou Everton 2025-26Getty Images

    アダム・アズノウ(エヴァートン)

    今シーズン、エヴァートンで頭角を現そうとしている10代はアームストロングだけではない。バイエルン・ミュンヘンから800万ポンド(約15億円)でマージーサイドにやってきアダム・アズノウも、そのひとりである。バルセロナの有名なラ・マシア・アカデミーの出身で、ラミン・ヤマルとチームメイトにして大親友だったアズノウは、2022年にバイエルンに入団したが、ドイツの巨人の試合には2試合しか出られなかった。

    19歳のアズノウは昨シーズンの後半をラ・リーガのラージョ・バジェカーノにレンタル移籍されて過ごしたが、攻撃的な左サイドバックとして、モイーズ監督のチームに若々しいエネルギーをもたらし、ボール扱いの良さを披露することが期待されている。モロッコ代表として国際試合に3試合出場した経験のあるアズノウは、プレミアリーグでできるだけ早く自分の存在をアピールしたいと考えているに違いない。

  • Max Dowman Arsenal 2025-26Getty Images

    マックス・ダウマン(アーセナル)

    ブカヨ・サカやエミール・スミス=ロウからルイス・スケリーやヌワネリまで、アーセナルのヘイル・エンド・アカデミーは過去5年ほどで素晴らしい成果をあげてきた。しかし、近年、北部ロンドンで最も注目されてきた才能が、ついにトップチームで存在感を示し始めるかもしれない。マックス・ダウマンがとうとう待望のシニアデビューを迎えようとしているのだ。

    15歳のダウマンは、プレミアリーグの規則により昨シーズンは出場できなかったものの、プレシーズンで注目を集め、一部でリオネル・メッシに例えられるほどの中盤のプレーを披露した。今や、ダウマンはアーセナルのタイトル争いに貢献する準備ができているのである。

  • Estevao Willian Chelsea 2025-26Getty Images

    エステヴァン・ウィリアン(チェルシー)

    このリストには、すでにシニアのレベルで十分な経験がありながら、プレミアリーグには初めて登場する選手たちもいる。エステヴァン・ウィリアンは間違いなくその中のひとりだ。パルメイラスで80試合以上に出場し、ブラジル代表でもキャップ数5を誇る「ベテラン」のエステヴァンは、チェルシーが1年以上前に5,600万ポンド(約111億円)を支払うことに同意した理由を、ついに証明する時が来た。

    この18歳のFWは、8度のバロンドール受賞を誇るあの選手との類似から「メッシーニョ」の愛称で呼ばれていた。2024年のブラジレイロで13得点を記録したが、この数字を上回ったのは2選手しかいなかった。また、チェルシーがレヴァークーゼンに勝ったプレシーズンの親善試合で、すでに初得点を決めている。スタンフォード・ブリッジでの攻撃陣のポジション争いが激化する中、エステヴァンがエンツォ・マレスカ監督の先発メンバーに早々に定着する可能性は十分にある。

  • Harry Gray Leeds Utd 2025-26Getty Images

    ハリー・グレイ(リーズ・ユナイテッド)

    昨シーズン、アーチー・グレイはトッテナムでプレミアリーグでのデビューを果たし、印象的なプレーを披露した。弟ハリーは兄アーチーの足跡を追うべく、2024-25シーズンの終盤、チャンピオンシップ優勝を果たしたリーズ・ユナイテッドでシニアデビューを果たし、グレイ家5人目のリーズ・ユナイテッド所属選手となった。

    16歳のハリーは、アカデミー時代は主にセンターフォワードとしてプレーしていたため、兄よりも攻撃的なプレースタイルが特徴だが、テクニックに優れており、トップチームでの経験を重ねるにつれ、少しポジションを下げていくだろうと予想されている。いずれにせよ、トップリーグ定着を目指すリーズは、グレイ家の才能豊かな系譜からまたしても才能ある選手をトップチームで起用することになりそうだ。

  • Chelsea FC v Bayer 04 Leverkusen - Pre-Season FriendlyGetty Images Sport

    ヨレル・ハト(チェルシー)

    こちらもチェルシーの新加入選手。その若さから想定される以上の経験を持つヨレル・ハトは、7月下旬、アヤックスからおよそ3,800万ポンド(約75億円)の移籍金でブルーズに加入した。過去2年半の間にオランダの巨人アヤックスで111試合に出場したが、その間ヨーロッパリーグではチームキャプテンも務め、オランダ代表としてキャップ数6を誇っている。

    ハトは3月に19歳になったばかりにもかかわらず、成熟したプレーでこのような栄誉を獲得するに至っている。また、マルチな才能の持ち主だったため、さまざまなポジションで経験を積むことができた。最も得意なポジションは左サイドバックだが、レヴィ・コルウィルが膝を故障しているため、西部ロンドンでのデビューシーズン中にセンターバックとして起用される機会が増えるかもしれない。

  • Ayden Heaven Manchester United 2025-26Getty Images

    エイデン・ヘブン(マンチェスター・ユナイテッド)

    もし3月に足首を負傷しなければ、エイデン・ヘブンが昨シーズンの大半を欠場することにはならなかっただろう。そうなれば、このリストに名前が載ることもなかった。ヘプンは、1月にアーセナルから移籍して以来、非常に印象的なパフォーマンスを披露して、マンチェスター・ユナイテッドのトップチームで相当の出場時間を積み重ねていたのである。

    18歳のヘブンは、ルベン・アモリム監督が好む3バックの左サイドに最適の選手と見られており、プレシーズンでも注目を集め続けている。アモリム監督は経験豊富な選手よりも若手を起用する傾向にあり、ヘブンが今後数週間で赤い悪魔のスタメン定着のチャンスを掴む可能性は高い。

  • Southampton v Brighton & Hove Albion - Pre-Season FriendlyGetty Images Sport

    ハリー・ハウエル(ブライトン)

    現在、若手選手を獲得してプレミアリーグのトップ選手に育てるというブライトンの評判は比類ないものだが、自らのクラブのアカデミーからエリート選手を輩出する点では評価が低い。ジャック・ヒンシェルウッドが、過去18カ月間で、そうした状況を改善する道を進んでおり、今や、彼の従兄弟であるハリー・ハウエルが、ファビアン・ヒュルツェラー監督のチームに地元育ちの選手の数を増やすことに貢献している。

    この17歳の攻撃的MFは、昨シーズンのプレミアリーグ2――U-21チームを対象としたトップリーグ――で最も得点力のある選手のひとりとなり、その結果、シーズン最終節の前の週にシニアデビューを果たした。今夏、U-17イングランド代表として欧州選手権で好印象を残したハウエルは、2024-25シーズンにトップチームでの出場機会をさらに増やすことを目指している。

  • Josh King Fulham 2025-26Getty Images

    ジョシュア・キング(フラム)

    こちらもイングランドのユースの代表選手であるジョシュア・キングは、昨シーズン、フラムでプレミアリーグ先発1試合を含む8試合に出場し、クレイヴン・コテージの常連たちは、今シーズン、この18歳がより多くの出場機会を得られることを期待している。

    キングはテクニックに優れたセントラルMFで、移籍の噂があったにもかかわらず7月に新たに長期契約を締結し、プレシーズンで十分なパフォーマンスを披露した。今後12カ月で、マルコ・シウヴァ監督のチームのレギュラーの座を確立することだろう。

  • Charalampos Kostoulas Olympiacos 2024-25Getty Images

    チャラランポス・コストウラス(ブライトン)

    現在、ギリシャのサッカーが注目を集めている。オリンピアコスが2024年にカンファレンスリーグとUEFAユースリーグの両方を制覇し、昨シーズンはギリシャのフル代表がイングランドとスコットランドに対してアウェーで勝利を収め、ネーションズリーグのトップリーグ昇格を果たした。これにより、2014年以来初のワールドカップ出場への期待が高まっている。

    常に時代の先端を行くブライトンは、このトレンドに気づき、新シーズンを前に大金を投じて2人の高く評価されているギリシャの若手選手を獲得した。そのひとりが、ユースリーグ優勝に重要な役割を果たし、昨シーズン、オリンピアコスのトップチームで7得点を挙げたチャラランポス・コストウラスである。

    18歳のコストウラスはアーセナルやレアル・マドリーとも噂が報じられたが、ブライトンが3,000万ポンド(約59億円)を支払ってアメックス・スタジアムに連れてきた。真に万能なストライカーであるコストウラスは、そう遠くない将来にサッカー界のトップで活躍する背番号9のエリートの仲間入りをするのに必要な、すべての資質を備えている。

  • Eli Junior Kroupi Bournemouth 2025-26Getty Images

    イーライ・ジュニア・クルーピ(ボーンマス)

    ボーンマスは、海外から有望な選手を発掘する点において、プレミアリーグで最も賢い投資家であるブライトンと肩を並べつつあり、イーライ・ジュニア・クルーピは、数年後には莫大な利益をもたらすことのできる次代のエリート選手かもしれない。1月、ボーンマスはこのFWを1,000万ポンド(約20億円)の移籍金で獲得したが、シーズン終了まで、彼が幼少期から所属するロリアンにレンタル移籍させた。クルーピはロリアンでリーグ最多の22得点を挙げ、チームをフランスのリーグ・ドゥ優勝に導いた。

    19歳のクルーピは、かつて、最終的にチームは降格したものの、リーグ・アンで5得点を挙げた経験があり、元チェルシーのMFでロリアンでチームネイトだったティエムエ・バカヨコは、クルーピのドリブルとシュートの能力をキリアン・エンバペに似ていると言っている。そう早くはバイタリティー・スタジアムでデビューすることはできないかもしれないが、アンドニ・イラオラ監督はシーズンを通じてクルーピを攻撃のローテーションに組み込んでいくことだろう。

  • Divine Mukasa Manchester City 2025-26Getty Images

    ディバイン・ムカサ(マンチェスター・シティ)

    昨シーズンのタイトル獲得失敗を受けてマンチェスター・シティのチーム再建を続けるペップ・グアルディオラ監督は、クラブの豊富なアカデミーから最高レベルで貢献できる才能を探し続けるだろう。その次なる選手として、元ウェストハム所属の若手選手、ディバイン・ムカサが注目されている。

    この17歳のMFは、昨シーズンはマンチェスター・CのU18チームで60分に1得点または1アシストを記録し、夏にフロリアン・ヴィルツの長期的な後継者を探していたレヴァークーゼンとの話が報じられた。しかしムカサはマンチェスターに残り、プレシーズンのパレルモを破った試合でアシストを記録。エティハドでケヴィン・デ・ブライネの長期的な後継者として注目されていると言われる。

  • Liverpool v Athletic Club Bilbao - Pre-Season FriendlyGetty Images Sport

    リオ・ングモハ(リヴァプール)

    リヴァプールの新しい攻撃陣は、この夏の話題のひとつとなっている。アンフィールドでは、フロリアン・ヴィルツとウーゴ・エキティケがルイス・ディアスとダルウィン・ヌニェスに代わって加入し、ディオゴ・ジョタの死を悼む中、アレクサンデル・イサクとの契約がアンフィールドで成立するとの期待も残っている。そんな中、リオ・ングモハはプレシーズンに、アルネ・スロット監督のチームに貢献する準備ができていることを、いくつかの素晴らしいパフォーマンスで示した。

    1月にレッズ史上最年少で試合に出場した16歳は、横浜F・マリノスとA・ビルバオとの試合で、DFを置き去りにして完璧なゴールを決めるなど、経験の浅さを感じさせないプレーでファンを熱狂させた。ングモハに関しては、チェルシーの損失がリヴァプールの利益となったことは間違いないだろう。

  • Liverpool v Athletic Club Bilbao - Pre-Season FriendlyGetty Images Sport

    トレイ・ナイオニ(リヴァプール)

    ングモハだけが今シーズンのリヴァプールで役割を拡大する10代選手ではない。トレイ・ナイオニも、2年連続でプレシーズンで印象的なパフォーマンスを披露し、責任を担う準備を整えている。この元レスター・シティのMFは、すでにトップチームで5試合に出場しているが、スロット監督は2025-26シーズンに彼にさらなる機会を与える可能性を示唆している。

    実際、18歳のナイオニは、プレミアリーグへの挑戦の準備が整っているようだ。夏にはセンターバックとして起用され、その多才さを示している。しかし、彼はそれだけではない。単なる守備的MFではなく、ボックス・トゥ・ボックスの役割を任されれば、最終ラインで真の脅威となるポテンシャルを秘めているのだ。

  • Zepiqueno Redmond Aston Villa 2025Getty Images

    ゼピケノ・レドモンド(アストン・ヴィラ)

    アストン・ヴィラは今夏の移籍市場で目立った動きはなかったが、フェイエノールトとの契約が満了したゼピケノ・レドモンドをフリー移籍で獲得するという、今後大きな成果となる可能性のある取引を成立させた。このFWは昨シーズン、オランダのビッグクラブのトップチームで9試合に出場し、2得点を記録。ヴィラ・パークでは、プレミアリーグ在籍時のジョン・デュランに似た軌跡をたどることが期待されている。

    19歳のレドモンドは、今夏開催されたU-19欧州選手権でオランダ代表として優勝を経験し、グループステージでイングランド相手に2得点を挙げた。今後数カ月から数年かけて、イングランドのDFたちに悪夢を見させる存在となることを貪欲に目指すだろう。

  • Sunderland v Rayo Vallecano - Pre-Season FriendlyGetty Images Sport

    クリス・リグ(サンダーランド)

    サンダーランドは昨シーズンにチャンピオンシップから昇格を果たしたチームではあるが、クリス・リグが、プレミアリーグデビューに向けた準備の整った選手であることはほぼ間違いない。ただし、彼が少年時代から所属するクラブでその準備を進めていることは、間違いなく特別なことである。サンダーランドが2部リーグへの即時降格を回避するために、リグが重要な役割を果たすことが期待されている。

    18歳になったばかりだが、リグは15歳でトップチームでのデビューを果たしており、サンダーランドのトップチームで70試合以上に出場した「ベテラン」選手である。これまでのパフォーマンスでマンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリーとの噂が報じられ、すでにイングランド代表の未来のMFとして注目されている。

  • Stefanos Tzimas Nurnberg 2024-25Getty Images

    ステファノス・ツィマス(ブライトン)

    ブライトンが2人のギリシャ出身の10代選手を獲得したことは先に述べたが、その2人目の選手がここに登場するステファノス・ツィマスである。ツィマスがブライトンから背番号9を与えられ、1月に2,080万ポンド(約41億円)を支払って買い戻されたことは、ファビアン・ヒュルツェラー監督が真の信頼を寄せていることを示している。

    ツィマスは昨シーズンの後半をニュルンベルクで過ごし、19歳でドイツの2部リーグの23試合に出場し、12得点を記録した。その間、ミロスラフ・クローゼ監督の下で学び、経験と恵まれた体格を持つツィマスは、ヨーロッパの5リーグでのデビューに向けて着々と準備しており、非常に注目されている。

  • Luka Vuskovic Tottenham 2025-26Getty Images

    ルカ・ヴシュコヴィッチ(トッテナム)

    トッテナムのファンは、2023年9月にバルセロナをはじめとするライバルクラブを退けて1,200万ポンド(約23億円)で獲得したルカ・ヴシュコヴィッチがプレーすることを待ち望んでいるが、このDFは再びレンタル移籍に出される可能性が報じられており、ファンはさらに待つ必要があるかもしれない。ヴシュコヴィッチは、クロアチアのハイドゥク・スプリトでデビューした後、ポーランドとベルギーでプレー経験を積んだが、さらなるレンタル移籍の可能性があると報じられている。

    この18歳のセンターバックは、身体的に優れる攻撃の選手に対しても十分に通用するだけでなく、自身で得点を決める才能も示しており、プロデビュー後の最初の2シーズンで6試合に1得点のペースを維持している。ヴシュコヴィッチはプレシーズンでの非公式な試合でスパーズでのデビューを果たし、得点も挙げたが、トーマス・フランク監督は彼を北部ロンドンで起用する前に、さらに経験を積ませる必要があると考えているように思われる。

  • Tommy Watson Sunderland 2024-25Getty Images

    トム・ワトソン(ブライトン)

    チャンピオンシップのプレーオフに臨んだサンダーランドの中で唯一、トム・ワトソンはプレミアリーグへの移籍が確定していた選手だった。2カ月前にブライトンと1,000万ポンド(約20億円)ですでに契約していたのである。しかし、だからと言って、ワトソンはワンダーランドのために全力を尽くすことを忘れなかった。ウェンブリーでシェフィールド・ユナイテッドを破ったアディショナルタイム中の得点は、早くもサンダーランドのファンの間で伝説となっている。

    この19歳のウイングは昨シーズンのチャンピオンシップで21試合に出場し、イングランドのユース代表チームでもレギュラーとして活躍している。南海岸でさらなる活躍のチャンスをつかむのは時間の問題だろう。