26日は奇妙な夜になった。プレミアリーグ優勝争いにおいて極めて重要な一夜ではあったが、マンチェスター・シティは無関係。大きな意味を持つ試合はアンフィールドとシティ・グラウンドで行われ、首位リヴァプールがニューカッスルを撃破した一方、2位アーセナルはノッティンガム・フォレストと引き分け。両者の差は「13」まで広がった。
ペップ・グアルディオラ監督体制において、マンチェスター・Cは最初のシーズンを除いき27節時点で優勝争いから脱落したことはなかった。そしてそのシーズンも、1月中旬から4月までは1試合しか敗れておらず、エティハド・スタジアムで特別な何かが築き上げられ始めていることは誰の目にも明らかだった。さらにシーズン後には、エデルソンやベルナルド・シウバ、カイル・ウォーカーら将来的に鍵を握る選手たちが続々と加入。“ペップ・シティ王朝”が始まったのである。
そして26日のトッテナム戦は、当時の状況と似た部分が多く感じられた。そう、“第2次ペップ・シティ王朝”時代の始まりを予感させるものだったのである。








